9月3日 相場情報

《インド業者とのビジネスチャンス・おまけ》

【9月3日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=158円81銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:53,061.95(+295.07)

※銅LMEセツルメント($/t)  
     ①午前売:14355.0(-40.5)
     ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス) 
     ③銅:6.501(-0.0055)
     ④金:4366.3(+18.3)

※WTI 原油先物($/bbl)  
     ⑤91.01(+0.79)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg) 
     ①ロンドン午前:2330円
     ②ロンドン午後:ー  
     ③N.Y.:2330円

※ニューヨーク為替引値(円)
158.7-158.74(1.47円高-1.45円高)

【9月2日:昨日の状況】
※国内銅建値2400円(9月1日より+20円)

《インド業者とのビジネスチャンス・おまけ》

(つづき)

※インド人が価格交渉において譲歩がないという話でした。特に気が短い江戸っ子の小生は、
契約交渉時、ごちゃごちゃ長いネゴをするくらいなら「黙って一回やってみろよ!」
「それから又考えりゃいーじゃん」「めんどくせーなー!」と思ってしまいます。

※更に貿易取引に於いて話をややこしくするのは、決済条件です。

※中国人が1990年代後半こぞって、雑線・雑品を買いに日本へ来ていた当時、貿易の決済
条件は「100%前金(advance)」が当たり前でした。
※つまり、日本で荷物をコンテナやバルク船に積み込む前に、中国サイドが商品代金総額
以上の金額を、日本サイドに円貨で送金する(★注)。その為、日本サイドの業者は「絶対
に取りっぱぐれない」。

※一方インド人の支払いの悪さは、貿易でなくとも世界的に有名です。
※決済条件の話をすると、日本からインドへ輸出する荷物の商品代金合計金額の、良くて
30%前金、残りの70%はインドに船が着いてから支払うというケースが多い。下手すると
インドの客先ヤードで荷物を下ろしてから残り70%を精算する(balance)というケースもあり
ました。

※さて、こうした新しい海外の客先と、最初の貿易取引をする際には、銀行を経由したL/C
(信用状)決済が一般的です。
※製品の場合、輸入者(買い手)がL/C内容にスペックを細かく記載すれば、輸出者(売り手)
の輸出荷物がスペックアウトすると、最悪L/Cを銀行に買い取って貰えません。つまり決済さ
れません。
※輸入サイドにも輸出サイドにも公平な決済条件です。

※ではL/C決済をすればいいか?
ここで金属スクラップならではの問題が浮上します。
※輸出荷物が製品でなくスクラップの場合、貿易取引上L/C決済は可能ですが、いかんせん
スクラップなので規格が曖昧で、L/C内容にスペックを細かく記載することが事実上不可能
です。(特号銅線、真鍮ハニー、アルミのUBCくらいならスペックを細かく記載可能かもし
れませんが、雑線、雑品は難しい)

※仮にL/C内容に細かいスペックを記載しても、品質がそれに合っているかどうかを、誰も
客観的に証明出来ません。到着した鉄巻線の銅品位が、見た目で分かるはずがない。

※その為「どうしても海外から荷物を買いたい」輸入者は、かつての中国人のように輸出者
に前金を送るしかない、となるのです。そのリスクをインド人は取らないと予想しております。
だからインド人との新規貿易取引が難しい。

(おわり)

(★注)100%前金(advance)の功罪
日本からの輸出取引に於いて決済条件は「100%前金(advance)」が当り前だと、思っている
日本のスクラップ業者が多いですが、100%前金は、世界的に見て極めて異例。
レアケースです。
てか、あり得ない。
この極めて「歪(いびつ)」な取引条件を、当たり前だと思ってしまい、日本の金属スクラップ
業者の国際化が遅れたと思っています。つまり、当時の日本業者は甘やかされた貿易取引を
していた。

胡瓜を買いに行った八百屋で、店の入り口でまずお金を預けるようなもの。

以上

【photoひとこと インドのピカ線(手解体)】