《インフレに負けない企業・下》
【8月26日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=159円25銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:53,577.40(+160.24)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:14425.0(+81)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:6.7095(+0.1105)
④金:4638.1(-2.7)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤82.36(-2.65)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2350円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2410円
※ニューヨーク為替引値(円)
159.16-159.2(0.08円安-0.07円安)
【8月25日:昨日の状況】
※国内銅建値2380円(8月25日より+40円)
《インフレに負けない企業・下》
(つづき)
※インフレーションに負けない、給料上昇を生み出すことが出来る会社とは、
「付加価値を多く付けることの出来る」・「他社が出来ないサービス(価値)
を提供出来る」企業だという話でした。
※ここで我々金属スクラップ業について考えてみます。
※ここ一、二年、鉄、非鉄金属スクラップ業者の好決算が続いているので、
金属スクラップ業者が、自社の商品やサービスに対して
「付加価値を多く付けている」
「他社が出来ないサービス(価値)を提供出来る」企業だと言えるでしょうか?
答えは「否」です。
※我々がやっていることは、ただ、集荷・検収・選別、切断・圧縮・梱包作業
「だけ」で、業界の同業他社に比べて、何か有意的な商品やサービスをお客様
に提供しているわけではありません。商品やサービス自体にスペシャルな価値
があるわけではない。
※ではなぜ、金属スクラップ業者が高収益を得ているかと言えば、キャピタル
ゲイン(★注)=値上がり益が大きいからです。
※例えば弊社のように被覆線くずの加工をしている会社を例にすると、所謂
「加工賃」が「付加価値」に当たり、材料である被覆線くずを仕入先から購入
する際に、沢山の加工賃を取れているわけではありません。
※むしろ弊社は、国内マーケットで、熾烈な”仕入・集荷競争”に晒されて
おり、得ている加工賃(=生み出している付加価値)は極めて少ない。もし、
加工賃を多く取ろうとすれば、集荷競争に負けて、仕入先から材料を買うこと
が出来ません。
※この一、二年、金属スクラップ業者の利益が大きいのは、ただ単に加工して
いる間=付加価値を付けている間に(or決算期から決算期迄の間に)、たま
たまその商品の価値が上がっただけの話。
〈キャピタルゲイン〉
※それは付加価値が勝手に商品に「付いた」だけで、企業が主体的に商品に
付加価値を「付けた」のではありません。
※金属スクラップ業は、インフレーションに負けない、給料上昇を生み出す
ことが出来る業種とは、およそ言えないどころか、一度、デフレーションに
なれば、真っ先に収益が減る業種なわけです。
※高収益を出している今のうちに、企業が主体的に付けることのできる、真の
付加価値を作り出せるようにすべきです。
※自戒をこめて
(おわり)
(★注)キャピタルゲイン・インカムゲイン
キャピタルゲインは資産を売却して得る「売買差益」、インカムゲインは資産
を保有して継続的に得る「利息や家賃などの収益」です。株式投資では株の
値上がり益と配当金、不動産投資では物件の売却益と家賃収入がそれぞれの
代表例となります。
以上