《全地球的リサイクル》
【7月7日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=162円02銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:53,055.91(+155.84)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:13310.0(+11.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:6.178(+0.0635)
④金:4155.1(+42.4)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤68.55(-0.14)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2210円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2260円
※ニューヨーク為替引値(円)
162.08-162.09(0.71円安-0.71円安)
【7月6日:昨日の状況】
※国内銅建値2230円(7月3日より-40円)
《全地球的リサイクル》
※バンコク滞在記を書きつつ廃金属の解体・選別業は、様々な技術革新はあれど
(人の手を使わず機械により処理をしようとも)、最後は人海戦術が最も有効で、
労働集約型産業の仕事であるという話をしてきました。
※廃金属が人件費の高い先進国から、人件費の安い国に流れるのはそのためです。
まさに水は低きに流れる。
※宿命①
廃金属の再生には「金属」と「不純物(プラなど)」の分離が必要(不純物の
付着がある廃金属は、そのまま溶解炉に投入出来ない)
※宿命②
(現在の技術では)機械が人間の手に敵わない(機械は大まかな選別に有効だが、
最後の数パーセント:僅かな不純物を取り除けない。不純物をゼロには出来ない。)
※この大きな二つの宿命から、廃金属のリサイクルは全世界を巻き込み、コスト
安(人件費・産廃費・電力費・燃料費の安さ)を求めて、先進国から後進国へ
越境を続けている。主に先進各国の業者は利益のために、廃金属を解体・選別
せずに輸出している。
※一方で、後進各国政府は、廃金属の解体という産業(労働)を受け入れることと
「引き換え」に、ゴミを受け入れるという辛酸を舐めていて、けして積極的に廃金
属を受け入れているわけでない。
※しばしば大きな廃棄上の問題が自国で起こると、対処療法的に輸入を制限すると
いう姿勢である。(後進国は廃棄物輸入通関において法の整備も追いついていない)
※さてこのように見てくると先進国=加害者、後進国=被害者、という対立構造の
ように見えますが、“物は言い様”、見方を変えるとそうとも言えません。
※先進国の国内で排出される金属を、“大まかに““適当に“、分類してみると、
①7割:そのまま炉に投入可能
②2割:簡単な解体・選別で炉に投入可能
③1割:解体・選別が困難
※先進国の廃金属を扱う業者が生業として扱う廃金属の殆どは、①と②で、さほど
手間をかけずに処理が可能、殆ど全てを自国内でリサイクルしています。業者は
発生元から荷物を引き取り、簡単な検収と圧縮・切断・結束作業をするだけで、
需要家に売却ができ、それで事業を成り立たせています。
※輸出されている廃金属は③で、国内で排出された廃金属のうち最後の残り僅かな
部分です。
※③に当たる、例えば灰や汚泥、ギロチンダストやシュレッターダスト、先進国
では完全な処理(金属の完全分離)が困難なことから、有価物である金属を取り
除けない状態で捨てられています(焼却か埋め立て)。
※一方、こうしたゴミを多く含む廃金属も、人件費の安い後進国に輸出されると、
人の手により最後まで解体・選別が行われるので、金属のリサイクル率自体は上
がります。全地球的に考えると、環境に良いのは後進国への輸出かもしれないの
です。
【photoひとこと 機械はミャンマーのおばちゃんに勝てない】
以上