《バンコク滞在記④》
【7月3日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=161円25銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:52,900.07(+594.83)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:13202.0(+32)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:6.1145(-0.009)
④金:4112.7(+44.4)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤68.69(+0.11)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2180円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2230円
※ニューヨーク為替引値(円)
161.09-161.11(1.47円高-1.48円高)
【7月2日:昨日の状況】
※国内銅建値2270円(7月1日より+30円)
《バンコク滞在記④》
(つづき)
※金属スクラップを扱う業界の方はご存知でしょうが、一般の方が誤解のないよう補足しておきます。
日本の廃金属取扱業社は、鉄も非鉄も、日本国内から発生する廃金属の大部分を日本国内の需要家
(原料メーカー)に販売し、廃金属は日本国内で再生されています。
※輸出されているのは全体の一部、特に鉄・非鉄金属のうち、どうしても解体・選別が難しいものが、
処理コストの安い海外へ輸出されています。
※2018年までは中国、2019年からはマレーシア、タイ、今現在はタイに輸出されています。
※ここまで、廃金属の貿易について、廃金属を輸入する側の話をしてきましたが、本日は、輸出する
側の話をします。ピッチャー(日本)ーキャッチャー(タイ)でいえば、ピッチャー側の話です。
※日本から海外に輸出される全てのコンテナ量を調べると、1年間に850万〜900万TEUであると検索
されます。TEUとは20Fコンテナ1本(40Fは2本分と計算)のことなので、20Fコンテナが、1年間に
850万本〜900万本輸出されていることになります。
※廃金属に限らず、日本から輸出される品物を、日本の税関が「全量検査することは不可能です」。
そのため税関は①書類(輸出申告書・インボイス・パッキングリスト・BLほか原産地証明書)を調べ、
その上で、②無作為にX線検査を行い、③さらに問題がありそうなものをだけを開扉(かいひ)検査し
ます。
※税関が港(CY)に入り輸出申告されたコンテナの封印を切り、扉を開けて現物を見る確率など、
ものすごい低いわけです。 仮に扉を開けて検査をしても、コンテナの入り口近辺の荷物をチェック
するだけであると、コンテナの中身までは検査されないこともあります。
※そのため輸出者(shipper)が輸出申告した荷物と異なる荷物をコンテナに積んでも、それが輸出申
告を問題なく通過してしまう可能性が高いのです。
※結果として、輸出する側の日本では問題ないと判断された廃金属が、輸出される側の国に到着して
みると「こんな物がよく日本で輸出通関を通ったなあ」ということがよくあります。そうした場合、
日本で輸出者が、税関に申告したよりも「悪いもの」「汚いもの」を、故意に積んだことが予想される
わけです。
(コラム①②③で見てきたように、それは業者のメリットになる為)。
※海外に輸出されてきた、特に中国に輸出されてき雑品(廃金属+異物)を30年以上見てきた小生で
あっても、今回のタイ視察会で「よく日本の輸出通関を通れたなぁ」という品物と遭遇しました。
びっくり仰天でした。
(おわり)
【photoひとこと 日本輸出通関が「微妙」と思われる品物】

以上