《利益率》
【7月22日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=163円21銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:52,224.64(+385.38)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:13856.0(+227)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:6.511(+0.212)
④金:4071.1(+60.8)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤84.34(+1.11)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2320円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2400円
※ニューヨーク為替引値(円)
163.16-163.19(0.67円安-0.68円安)
【7月21日:昨日の状況】
※国内銅建値2310円(7月21日より+20円)
《利益率》
※昨日は弊社の課題・宿題をテーマにコラムを書きましたが、課題であり問題であるのは、
銅系スクラップ取引の“利益率の低さ”です。銅スクラップは、銅の純度が高い品物ほど
単価が高くなるので、真鍮より込銅、込銅より一号銅、一号銅より特号銅の順に単価が
高くなっていき、特号銅の単価が最も高くなります。おそらく現在の市中価格は、トン
単位の取引ならば2,000円/kgを超えるのだと思います。
※その特号銅、銅建値が500円/kgであった頃、1,000円/kgであった頃、1,500円であった
頃と比べ、銅建値2,000円/kgの現在で、利益幅は殆ど変わっていないと思います。例えば、
500円のときに、問屋・商社口銭として手数料を5%=25円/kg取っていたとします。
※単価が1,000円になれば50円(5%)、1,500円になれば75円(5%)、2,000円になれば
100円(5%)と、利幅を増やしていけば利益率が変わりませんが、現在、特号銅の問屋・
商社口銭として100円/kgを取っている会社は皆無ではないでしょうか?
※つまり昨今の銅相場上昇を受け“単価”は上がっているものの、“利幅”は増えていない
ため、取引の“利益率”が下がっているわけです。
※非鉄金属スクラップ流通の中で、問屋や商社は加工や選別などをしてはいるものの
(商社はそれすらしていないか)、結局、商売ですから「モノの売買」です。荷物を買っ
てきて、荷物を売るのですから、利益幅を多く確保することが最も重要です。
※資金効率を考えた場合、利益率=利幅/売上高が高い方が良い商売と言えます。
利益率高い > 利益率低い
良い商売 > 悪い商売
※そういう意味では、特号銅など単価の高い銅スクラップ商売は、相場の上昇とともに、
ドンドン「悪い商売」になってきていると言えます。
※それではそもそも、銅スクラップ商売(特に特号銅)、
Q : なんで利益率が低いのでしょうか?
A : 「誰でも簡単にできるから」です。
※銅スクラップ商売で利益率を上げるためには、「仕入れ価格を下げる」しか方法はあり
ません(絶対に)。なぜなら、国際相場(LME)で電気銅の価格が決まっているため、
それ以上高い価格では、銅スクラップを“売れないからです(絶対に)。
※問屋・商社が仕入れ価格を下げることができず(利益率を下げてでも)「高い価格で
荷物を買わざるを得ない」のは、単に、業界の参入障壁が低く、やろうと思えば誰でも
簡単にできる仕事であるからです。新しく参入してくる競合会社が、あなたが安く荷物を
買おうとしても、高く荷物を買ってしまうから利益率が上がらないのです。
※誰でも簡単にできる仕事をしている、という、残念な現実を受け入れましょう。
以上