《売掛金の焦げ付き》
【7月13日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=162円03銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:52,637.01(+149.60)
【7月11日:先週末の状況】
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:13408.5(+52)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:6.2335(+0.0185)
④金:4104.1(-26.5)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤71.41(-0.67)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2230円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2280円
※ニューヨーク為替引値(円)
161.69-161.7(0.68円高-0.7円高)
【7月12日:昨日の状況】
※国内銅建値2240円(7月9日より-20円)
《売掛金の焦げ付き》
※中国系社長が経営する金属スクラップ商社A社が倒産し、その会社向けに販売していた
B社が売掛金を回収できず焦げ付いたというニュースを聞きました。(又聞きの話なので
詳細情報は避けます:尋ねられても答えられません)
※倒産した会社は関東にあり、ヤードを持たずブローカー的に取次の商売をしていた。
※社長は中国人。会社自体は10年以上も前から存在し、元々はステンレスを取扱い、
最近は、銅系スクラップにも取扱いを増やしていたそうです。
※確かに銅スクラップを扱うと金額が張ります。足元の相場だと銅スクラップはキロ
単価が2,000円を超えるので、1トン200万、10トン2,000万、トレーラーに25トン積めば
1車で5,000万という売上金額になります。
※仮にA社が輸出企業だとして、売り先(輸出先中国メーカー)より、前金1億円を貰って
いれば、A社は自己資金を全く使わず、コンテナ2本(輸出を想定40FコンテナⅩ2本)を
購入することができます。
※A社はブローカーなので利益の計算を省略。売買と資金の流れだけを見てみます。
※7月1日に海外売り先から1億円の送金が到着、A社はB社に対して7月15日のコンテナ
詰め前7月10日に、商品代の“前金“として5,000万円を支払う。その後コンテナ詰め(デリ
バリー)。
※このペースで売買を繰り返してさえいれば、仮に、A社が資金繰りに行き詰まろうとも、
B社が商品代を回収できないことはありません。
※ところが、A社はある時から「中国からの送金到着が遅れていること」を理由にして、
仕入れ先B社への支払いが遅れるようになる。8月1日に海外売り先から1億円の送金が到着
していないにも関わらず、8月15日にコンテナ詰めを行い(デリバリー)、8月20日に商品
代を“後金”として5,000万円支払う。
※更にその後、A社の支払いが、例えば翌月になるなど「遅れ」たり、5,000万円のうち
3,000万円と「一部だけ」振り込むようになる。つまりA社によるB社への支払いが、徐々
に徐々にルーズになっていきました。
※取引は毎月同じように継続していくも、そうこうしている間に、結局、A社は破産。
B社が、A社に売掛金を請求しようとも、A社社長は自己破産して無罪放免。(法人が破産
した場合、法人の代表=社長は個人として債権者に対し債務を履行する義務を負いますが、
社長が個人として自己破産した場合その義務を負う必要がなくなります。つまり借金棒
引き。)
※B社社長は、支払いの「遅れ」や「一部払い」など、A社の支払い動向に異変を感じ、
売掛金を減らす努力をしていたそうですが、倒産の時点では間に合わず、売掛金が焦げつ
いたとのことです。『支払いに異変(おかしな兆候)』が見られた場合、その会社に対して
直ぐに新規の契約・取引を中止することが、焦げ付きを起こさない為のポイントとなります。
(おまけ)
後日談。A社社長は売り先からの資金を、株の売買で失ってしまった(=溶かしてしまった)
そうです。 商品代金1億円を全く別の用途として、株の売買に使ってしまった場合、一時的
には、会社を(騙し騙し)回せるかもしれませんが、いずれは行き詰まるわけです。
以上