7月1日 相場情報

《バンコク滞在記②》

【7月1日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=162円53銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:52,319.20(+136.46)

※銅LMEセツルメント($/t)  
     ①午前売:13341.0(+38.5)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス) 
     ③銅:6.1925(+0.095)
     ④金:4022.9(+0.6)

※WTI 原油先物($/bbl)  
     ⑤69.5(-1.25)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg) 
     ①ロンドン午前:2220円
     ②ロンドン午後:ー  
     ③N.Y.:2270円  

※ニューヨーク為替引値(円)
162.54-162.59(0.6円安-0.64円安)

【6月30日:昨日の状況】
※国内銅建値2240円(6月24日より-40円)

《バンコク滞在記②》

(つづき)
※さてそれでは、中国の代わりに先進国から排出された廃金属を解体・選別する作業は、
ただ単に人件費が安い国ならその役割を担えるかというと、そう簡単ではありません。
※先進国から後進国へ廃金属を輸出することは、資源である金属を輸出するという側面
もありますが、同時にゴミの処理を輸出する(国境を跨いで他国に処理を依頼する)
ことであるため、多くの国が、そもそも廃金属の受け入れ自体を拒否、法律で輸入を
禁止しています。(またバーゼル条約という国際条約によって、国際的にもゴミの越境
については規制されています)

※2018年以降、アジアにおいて中国の代わりに廃金属の解体・選別が行われる“可能性”
があった国は以下のように分けることができます。

⓵タイ・マレーシア・フィリピン
⓶ベトナム・ラオス・カンボジア・インドネシア・ミャンマー
⓷シンガポール・韓国・台湾・香港
⓸インド・スリランカ・バングラデシュ・パキスタン

※結論を言ってしまうと、⓶は廃金属輸入禁止国、⓷は規制こそありませんが日本同様
の先進国であり人件費・産廃費・電気代などが高く廃金属の解体・選別に向かない
(弊社も輸出してはみたがビジネスとして継続しなかった)、⓸は海上運賃など横持費
用が高い。
※結果として中国に変わる廃金属処理代替地には、タイとマレーシアが消去法で残り、
多くの中国人(中国で解体・選別をしていた人たち)がタイ・マレーシアに移り、かつ
ての中国のように解体・選別を行うようになっていきました。
※その後、マレーシアではごみ処理などを巡り多くの問題が続出したことから、マレー
シア政府は“実質輸入禁止”に舵を切ります(廃金属の輸入禁止こそしていないが、
通関が厳格化され実質輸入できない)。

※マレーシアで解体・選別をしていた中国人は、ここ1,2年、こぞってタイに引っ越し
をしています。現在、解体選別をしている中国系業者はタイに沢山ありますが、アジア
で同様の作業をしようとすると、もはやタイ“しか”する場所が残っていないのがその
実です。

(つづく)

【photoひとこと タイの中華系廃金属(ミックスメタル)選別業者】


以上