5月23日 相場情報

 

お客様各位

【5月23日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=138円56銭【‪‪07:05現在】
※N.Y.ダウ: 33286.58(-140.05)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売 : 8094.0(-128)
 ②午後売 : 8116.0

※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅 : 3.674(-0.0485)
 ④金 : 1974.8(-3.9)

※WTI原油先物($/bbl)
 ⑤原油 : 72.05(+0.5)

※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
 ①ロンドン午前:1170円
 ②ロンドン午後:1170円
 ③N.Y. : 1170円
 
※ニューヨーク為替引値(円)
      138.6-138.61(0.65円安-0.63円安)

【5月22日:昨日の状況】

※国内銅建値1180円(5月19日より+10円)

《中国まとめ③原料発生地》

※中国まとめ①原料需要家、②製品消費地としての中国
の様子は、訪問前から見当をつけていたのですが、まと
め③原料発生地としては、今回の中国訪問が新たに勉強
となりました。
※それもそのはずで中国輸入通関で7類(雑品・雑線)が
2018年末に禁止となってまもなくcovit-19が世界的大流
行したため、“7類輸入に頼らない中国の社会”を、全く見
られていなかった為です。

※自動車解体は物凄い量で、国内発生が以前より増えた
と実感出来ます。
前回紹介した新車販売台数の国際比較でも分かるように、
中国国内で自動車は大量に販売され、同時に、大量に廃
棄もされているはずで、それをまざまざと見せつけられ
ました。
(写真添付)
かつてはあまり見かけなかった光景です。

※また工場・ビル・家屋の解体も全土(特に都市部で)
進んでいると予想されます。
例えば雑線。
※かつては7類が海外から輸入されていた為、中国で雑
線を見てもどこまでが国内発生かが不明でしたが、今、
中国で見る雑線は100%国内発生。
その量は物凄く、江西省でのナゲット加工量は圧巻で
した。

※2017年7月に、中国が7類輸入を禁止することを発表
したとき、「銅、真鍮、アルミスクラップは、中国国
内発生が足りないから、海外からの輸入を止めるはず
ない」と考えた方は、小生も含めて多くいたはず。こ
れは完全な間違いであった。
※中国は発展を遂げ、国内から相当量の金属スクラッ
プが発生する国になったのだと感じました。
※10年後か、20年後か、中国も欧米・日本のように、
金属スクラップの純輸出国になるのかとも思いました。

おまけ:欧米、日本のようにある程度インフラが整っ
た先進国では、理論上金属スクラップは余ります。
なので、いつかは分かりませんが、中国もいずれかは
余る。
少なくともそのとき、小生が最前線でこの仕事をして
いる時期ではないので、もはや関係ない(笑)。
が、現在、20代、30代の方は将来必ず「中国も買っ
てくれない」という世界に直面するので備えが必要。
そんときゃ、インドか?

※雑線(ヤード持込):【5月22日現在】

【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):390円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位】

以上

【添付ファイル】

添付ファイル (mlist.ne.jp)