5月11日 相場情報

《一罰百戒》

【5月11日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=156円90銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:62,713.65(-120.19)

【5月9日:先週末の状況】

※銅LMEセツルメント($/t)  
①午前売:13445.0(+119)
②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス) 
③銅:6.249(+0.1215)
④金:4720.4(+20.6)

※WTI 原油先物($/bbl)  
⑤95.42(+0.61)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg) 
①ロンドン午前:2160円
②ロンドン午後:ー  
③N.Y.:2220円

※ニューヨーク為替引値(円)
156.65-156.69(0.26円高-0.26円高)

【5月10日:昨日の状況】
※国内銅建値2180円(5月7日より-50円)

《一罰百戒》

※先日の3月財務省輸出入統計(アーカイブ/
5月6日:コラム参照)の数字でも分かるように、銅・真鍮のスクラップは、現在、毎月
3万トン以上が輸出されていて、その8割〜9割が中国向けです。
※かつて、2018年までの金属スクラップ中国向け輸出は、いわゆる7類と言われる雑品・
雑線が中心で「金属+アルファ」、つまり金属以外に何か不純物が付いている物が中心
でした。
具体的にはモーターやトランスなどの雑品と被覆線くずなどです。
※一方現在の中国向け輸出は、いわゆる6類と言われるクリーンな物が中心で「金属単体」
です。
具体的には、銅・真鍮・アルミという具合に、それぞれの金属だけのものとなります。
銅の場合、一号銅・二号銅・ナゲットなどで、真鍮の場合「込真鍮(honey)」ということ
になります。

※ただ、この込真鍮に関しては、皆様ご存知の通り、厳密には単体の真鍮ではなく、いわ
ゆる込真鍮であるので、実際には、錫メッキであり、若干の鉄・亜鉛(タンニュウ)・プラ
スチックなども付随しています。品名で言う棒コロや削り粉ではない。

※「完全な真鍮単体ではない」=完全に解体が終わっていて、真鍮メーカーが炉前材として
使用できる状態ではないわけです。(そもそも完全に解体が終わっていたら、日本国内で消費
する量がもっと増え、中国向け輸出量は減るはず)

※さて、2019年以降中国はその輸入通関を厳格に管理しており、かつてのような、“いい加減
な通関”は行っておりません。(2010年くらいまで、通関は、割とテキトーでした)
※現在、中国に輸入出来る金属スクラップはグリーンな単体の金属ばかりなので、通関のトラ
ブルは以前に比べとても少ないです。

※しかしながら、この込真鍮は、通関上「この荷物が輸入通関基準に対してOKかNOか」で、
トラブルことが稀にあります。上述の通り厳密に言えば「クリーンではない」込真鍮である
ので、税関側はいくらでも言いがかりはつけることができます。

※中国税関はそれをわかっていて(込真鍮が通関基準に対してあやふやなものだと知っていて)、
輸出入者にお灸を据える意味で、何百、何千本に1本という割合で、NOを“敢えて”突きつけ、
通関をさせないのだと思っています。

※まさに一罰百戒。
“見せしめ“をして、皆に「ルールを守るよう」
戒めているのだとおもいます。

おまけ
日本で麻薬などを所持し芸能人が逮捕されることがあります。これもマトリは、社会的に影響力の
ある人を、敢えて見せしめ的に捕まえているのだと思っています。一罰百戒。

以上