《利益率》
【5月8日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=156円91銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:62,833.84(+3320.72)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:13326.0(-25.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:6.1275(-0.009)
④金:4699.8(+17.9)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤94.81(-0.27)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2140円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2170円
※ニューヨーク為替引値(円)
156.91-156.95(0.52円安-0.55円安)
【5月7日:昨日の状況】
※国内銅建値2180円(5月7日より-50円)
《利益率》
※国内銅建値はもはや2,000円/kg(以下「/kg」を省略)台が定着して、ピカ線(特号銅線)やら
上銅など純度の高い銅スクラップの価格は、そのままズバリ2,000円前後の価格で取引されていると思います。
(注:商社・問屋間の取引を想定しています。10キロ単位のいわゆる小口取引を想定していません)
※国内銅建値が200円、ピカ線180円の時代を知っている小生からすると、本当に高くなったなあと思う処です。
※現在(でもこうした取引が存在していると思うのですが)、所謂商社といわれる会社は、A社(問屋)から
ピカ線を10トン買い、B社(メーカー)に売るという取引を行っているのでしょうか?その場合、一体いくらの
取引手数料(口銭)を、取れるものなのでしょうか?
※というのも、先日、欧州の銅スクラップを購入しませんか?というofferを頂き、検討したのですが、いかんせん、
仲介しても取引手数料が取れない。仮に弊社が2,000円のピカ線を輸入し、日本の需要家にそれを売ったとして、
10円の手数料が取れるかどうか?利益率にして0・5%です。資金については当然、支払いが先、貰いが後ですから、
資金の立替えも必要となります(1〜2ヶ月程度)。
※売り手のofferingプライスも、買い手のbuyingプライスも、現在のLME相場から見れば極めて妥当、双方、
「爪を伸ばしている(欲張っている)」わけではないのですが、単価自体が高過ぎる為、仲介者は仲介手数料を取る
ことができない。仲介者は存在できない。
※仲介者は存在できない=商社が口銭を得るための取引は成立しないと考えているのです。
※上述にあるように、ピカ線が200円のときであれば10円の商社口銭は悪くありません、利益率5%。ピカ線が1,000円
のとき同じく10円の商社口銭が取れれば利益率1%で、ちょっと首をかしげたくなります。ピカ線が2,000円となり、
その利益率が0・5%となれば、もはや、取引をする意味はありません。
※仮に1コンテナ4,000万円(2,000円X20トン)の荷物、輸入取引を、2ヶ月に1回行っても、年間に6回転ですから年間
の利益は3%です。
・(1回の利益)10円 X 20トン =20万円
・(年間の利益)20万円 X 6 =120万円
・(年間利益率)120万円 / 4,000万円 =3%
※ここで問題にすべきは、この4,000万円の使い途です。
※仮にYOUの会社が4,000万円を持っているとして、それをピカ線の輸入ビジネスに使っていたとしたら、その会社の
経営者は絶対に無能です。
※経営者は、利益率の高い“別の方法“でその4,000万円を運用し利益を得るべきで、せっかくの資金を、わざわざリスクの
ある商品=現物に変えて、売り買いしている場合ではないのです。
(注 リスクは相場だけではありません、輸送問題、品質問題、数量減、決済不履行など多数)
おまけ
輸入の話を断ったら、直後に今度は国内のお客様より、やはりピカ線買わないか?と、、、
「もう、いいって!(要らないって)」と思ってしまいます。
以上