5月7日 相場情報

お客様各位

相場情報 :号外

※ゴールデンウイーク中に、中国検験局の新しい通達に関して情報の提供を受けました。
中国も月初は労働節で休み、その休み明け5月4日より実施される通達です。
アメリカ→中国の輸出に関しての話ですが、今後、世界的に影響が出そうなのでお知らせしておきます。
(情報提供者の方、深謝致します)

※5月3日付:中国税関総署より各税関分署への152号通達

※ポイント:
(1)5月4日〜6月4日の一か月間、米国からの廃原料(スクラップ)に対し、全コンテナを開けて検査を行う。
(対象は)a疑似熱固性プラスチック廃棄物原料、b粉末状金属廃棄物原料、c廃紙に挟まれた特殊紙など疑似危険廃棄物原料、以上、試験室での分析をしなければならない。

(2)CCIC北米子会社は、5月4日より、廃棄物原料の検査を一時的に受け付けない。
5月3日以前に発行されたCCIC証書があれば、以前の規定通りに輸入通関が申告できる。

※米国産:スクラップの話で、日本には直接の影響がないかもしれません。
※情報提供者の方に因ると、この措置が所謂『アメリカを狙い撃ちにした貿易戦争の一環』であった場合、日本には影響限定的。
※一方で、中国での輸入検査が厳しくなるだけなら、結局、日本にも影響あり。

※小生のつたない翻訳:『粉末状金属廃棄物原料』という言葉に、ミックスメタル(ZORBA)が含まれるかがポイントで。含まれる場合、対象とされる量は膨大になります。
アメリカ→中国のミックスメタル(ZORBA)が止まると大問題です。

以上