11月29日 相場情報

御客様各位

【11月29日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=112円16銭【7:10現在】
※N.Y.ダウ:19097(-54)
※N.Y.金:1190.80(+12.40)
※N.Y.原油:47.08(+1.02)
※LME銅($/t) 現物
午前:5935.5(+113.0)
午後:5923.5
※NYC銅(¢/lb)
10月:265.60(-1.10)
※LME銅相場
ロンドン時間に6000ドル台に乗せたものの、その後のドル反発を嫌気しマイナス圏に後退した。

※本日時点予想計算値:ロンドン午前:710円、ロンドン午後:710円、N.Y.:700

【11月28日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:720円(11月28日より+60円)
※上海先物取引所 銅11月 48030(+470)
※上海先物銅は週明けも上昇、中国内、銅スクラップ相場は先週金曜日比プラス400人民元、雑線価格プラス2円/kg(臨時メール)。
※LMEは週明けも上値を目指す展開で、一時先物は6000$近辺まで上昇。一方で為替は、1ルに対して2円程度の急激な円高
※さて、異常な相場は、市中も異常な状況にします。
※【国内】まず国内メーカー向け銅くず(ピカ線や上銅、etc.)は買い手であるメーカーが完全に満腹で買ってくれない。メーカーに納める問屋筋もメーカーに売れない上に、モノが沢山集まってしまうので積極的には買えない。
※価格にも因るのでしょうが、実質買い止めをしている会社や、相場より大分安い価格でないと買わないという異常事態。 常に売り手市場の業界において、買い手市場の様相。

※【輸出】中国輸出向け輸出も同様です。
※売れるには売れるのですが、1ライセンス切替問題と、2日本の正月・3中国の正月を避ける船積みをする都合、いつものようには資金が流れません。結果、荷物の売り込みはあるも、買った荷物を売るのが難しい。
※【国内】【輸出】それもこれも相場の上昇があまりにも急激で、誰もこの水準が維持されると思っていない為です。
(高値が維持されると思う人は理論値目一杯の価格で買って、モノを置いておけばいいのですから)

※おもしろいのは、皆さん、A:売り先には理論値目一杯の価格で買って!と言いつつ、B:仕入先には相場が一時的だから理論値目一杯では買えない!と言っていること。 典型的な二枚舌外交(そのまま
double-tonguedと言うようです)。
CF: double-dealing diplomacy

※雑線(関東地区:【11月28日16:55現在】
【0】雑線(45%・赤保証):237円/kg
【1】雑線(44%・赤中心):226円/kg
【2】雑線(43%前後・雑中心):216円/kg
【3】雑線(40-43%雑中心 不安定):210円/kg
【4】雑線 (36%前後雑中心 B線):167円/kg
【5】雑線(家電線・弱電):143円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。】
以上