12月11日 相場情報

御客様各位

【12月11日:今朝の状況】
※為替(ドル円):1ドル=121円59銭【6:20現在】
※N.Y.ダウ:17574(+82)
※N.Y.金:1072.00(-4.50)
※N.Y.原油:36.76(-0.40)
※LME銅($t/t)現物
午前:4572.0(-48.0)
午後:4591.5
※NYC銅(¢/b)
12月:206.50(+0.50)
※LME銅相場
前日の急騰したユーロドルが次第に下げ戻すなか、目立った手掛かり材料がなく、終日狭いレンジ内の動きとなった。
※本日時点予想計算値、ロンドン午前:600円、午後:600円、N.Y.:600円

【12月10日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:610円(12月1日より+10円)
※上海先物取引所 銅12月35280(+90)
※上海先物銅は小幅な値動き、中国内スクラップ(光亮銅)は変わらずですが、急激な円高に因り、雑線価格はマイナス3円。
※今日のテーマは『TPPとスクラップ屋』
※毎日、極力明るい話をしようとしています。一つ明るい話を、思いつきました。
※TPP(環太平洋パートナーシップ)は、簡単に言うと12か国の間で貿易を完全自由化しようという動き。 各国が課している関税を取っ払い、モノの動きが自由になります。
※これにより色々な影響はありますが、”関税で守られていた日本の農業・畜産業は大変”。 今後、海外から流入する安い品物と戦わなければならない。
※一方でスクラップ業、 既に完全自由化されていて、関税などそもそもない。農業・畜産業のように国から守られていないので、今から頭を悩ませる必要が全くありません。
※とっくに世界中と戦っている訳です。
※鉄、非鉄スクラップ業について、確認してみましょう。
1中国・韓国・東南アジアと、輸出入とも活発に貿易をしています。 しかも関税なしのガチンコ。
場合に因っては、中東、アフリカまでその貿易は及び、正にワールドワイド。
2外国人(中国人)は既に直接攻めて来ていて、日本で仕事をしている。
 人だけでなく資本(金)も入ってきていることになります。
 これは農業で言うと、アメリカの大農場が、北海道の土地を買収して小麦を作っているようなもの。
3付け加えて言うと、在日外国人の方が法令順守意識が低く、日本の法律はむしろ外国人を守っている。
《←この話、奥が深い為:また改めて》
※皆さん、安心して下さい。他の業界のように国会議員に働きかけ、TPP反対!!とハチマキを巻いて叫ぶ必要がないのです。
※裏を返すと海外との競争は既に終わっいて、儲からない業界になっている。 ん?明るい話のはずが・・。
※雑線(コンテナ:関東地区:【12月10日現在】
①雑線(44〜45%・赤中心):204円/kg
②雑線(43%前後・雑中心):187円/kg
③雑線(40-43%雑中心 不安定):174円/kg
④雑線 (38%前後雑中心 B線):120円/kg
⑤雑線(家電線・弱電):107円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用】
【注意3:価格は全てコンテナ単位の数量を基準にしています。   以上