7月10 相場情報

御客様各位

【7月10日:今朝の状況】
※為替(ドル円):1ドル=121円29銭【6:50現在】
※N.Y.ダウ:17548(+33)
※N.Y.金:1159.20(-4.30)
※N.Y.原油:52.78(+1.13)
※LME銅($t/t)現物 午前:5576.0(+201.0) 午後:5579.5
※NYC銅(¢/b) 6月:255.80(+5.40)
※LME銅相場
中国株が急反発したことや、ギリシャ情勢の不透明さも債務危機は抑制されるとの思惑などから買い戻しが優勢となった。
※本日時点予想計算値、ロンドン午前:720円、午後:720円、N.Y.:730円

【7月9日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:730円(7月7日より-20円)
※上海先物取引所 銅 7月40930(+1770)
※上海相場は反発。中国内スクラップ銅は、予想値よりプラス1000人民元/T、雑線価格プラス2円としました。(本来プラス6円ですが、前日予想値が4円ズレてた為、修正。)

※イニシャルコストと、ランニングコストのつづき(相場の急落で眠っていた原稿です)。
※先日、あるスクラップ屋社長の資金戦略の話題になりました。そういうと大げさですが、要は銀行から如何に金を借りるか?
※この社長の考え方は、銀行からとにかく資金を調達し、イニシャルコスト分は返さなくていいという作戦(返済が進んで手元資金がなくなるとまた借りればいい:借り換え)。
※(銀行金利を含めた)ランニングコスト分だけ支払いが回ればいいという発想。(B/Sの自己資本部分は小さくて構わないという意味。銀行からの借入は多い為総資本は大きい。)
※月々のランニングが支払えれば、資本の部分が自己資本でも銀行資本でも、会社は続いて行きます。そういう意味では、あり得ない作戦ではない。
※問題はランニングが出なかったとき。トラックの例だと、仕事が暇で車が遊んでしまい、ランニングコストである50万分を稼がなかったときです。
※その月の上がりが20万しかなく30万の赤字だと、途端に事態は変わります。 元々少ない自己資本を削っていくことになる(1)。
※更に年間を通じ赤字であると、借り替えを許していた銀行も貸すのを渋ります(2)。イニシャル分の返済を迫るか、圧縮を要求する(5000万の融資を、借り替え時に3000万にするよう言われる)。
(つづく)

※雑線(コンテナ:関東地区:【7月9日現在】
①雑線(44〜45%・赤中心):261円/kg
②雑線(43%前後・雑中心):243円/kg
③雑線(40-43%雑中心 不安定):231円kg
④雑線 (38%前後雑中心 B線):177円/kg
⑤雑線(家電線・弱電):140円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用】
【注意3:価格は全てコンテナ単位の数量を基準にしています】
以上