11月29日 相場情報

御客様各位

【11月29日:今朝の状況】
※為替(ドル円):1ドル=118円71銭【5:50現在】
※NY市場は感謝祭で休場です。
※N.Y.ダウ:17828(+0.5)
※N.Y.金:1175.50(-22.0)
※N.Y.原油:66.15(-7.54)
※LME銅($/t)現物
午前:6515.5(-106.0)
午後:6444.5
※NYC銅(¢/b)
11月 286.00(-10.0)
※LME銅相場
OPEC減産見送りによる原油急落やドル高進行が圧迫、これに月末のファンド売りが重なり急落した。
※本日時点予想計算値、ロンドン午前:820円、午後:810円、N.Y.:800円

【11月28日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:820円(11月26日より-20円)
※上海先物取引所 銅11月46990(-480)
※上海は下落、中国内スクラップ(光亮銅)は前日比マイナス500人民元、雑線価格はマイナス2円(臨時メール)。
※最近、輸出向け込真鍮のスペックという問題が起きています。
※もともと雑線、雑品と同様に『込み』と謳っている時点で、込真鍮には『色々』という意味合いがあり、非常にスペックは曖昧です。ですが、最近、基準が前にもまして曖昧。
※込真鍮は、かつてその大半は国内伸銅メーカー向けに『込真鍮』、『撚り中』として納められていて、国内取引がメインで流通していた品物です。
※どの程度の品質が国内メーカーに納まるか、その選別・仕分けは、国内の非鉄専業問屋の仕事でした。
※ところがここ10年(長くは20年)くらい国内伸銅メーカーは、製品の生産量を伸ばしてません。因って、原料を過剰には必要ない、それどころか、購入量をリターンに頼り、市中一般からの購入を制限したい状況。
※原料として使い易い真鍮粉(ダライ粉)、棒コロを、メインに使用し、選別の必要がある込真鍮を買わなくなってきた。それでも必要なスクラップが足りていまう訳です。 
※余った込真鍮は、中国向け輸出がメインとなり、国内向けのスペックを作る問屋も減り、そこで選別の出来る要員も減って行った。結果、品質をチェック出来なくなってきた訳です。
※今や、誰もが込真鍮=輸出と思うようになり、価格も中国向け価格が、日本国内の流通価格です。品質はと言えば、現物を見て見ないと価格を出せない状況です。
※雑線(コンテナ:関東地区:【11月28日現在】)
①雑線(44〜45%・赤中心):306円/kg
②雑線(43%前後・雑中心):291円/kg
③雑線(40-43%雑中心 不安定):279円/kg
④雑線 (38%前後雑中心 B線):226円/kg
⑤雑線(家電線・弱電):190円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用】
【注意3:価格は全てコンテナ単位の数量を基準にしています】
以上