10月11日 相場情報

御客様各位

【10月11日:今朝の状況】
※為替(ドル円):1ドル=107円74銭【6:50現在】
※N.Y.ダウ:16544(-115)
※N.Y.金:1221.70(-3.60)
※N.Y.原油:85.82(+0.05)
※LME銅($/t)現物
午前:6697.0(-70.0)
午後:6710.0
※NYC銅(¢/b)
10月 303.20(+0.40)
※LME銅相場
世界景気減速懸念の強まりを背景した欧米の株価下落を受けて下値を探ったあと、米国の連休を前にしたポジション絡みの買い戻しからカーブで急反発し6700ドル台に戻して引けた。
※本日時点予想計算値、ロンドン午前:770円、午後:770円、N.Y.:770円

【10月10日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:770円(10月9日より-10円)
※上海先物取引所 銅10月48290(-190)
※雑線に関して、最近、同業他社(ライバル社)の価格の付け方=交渉の進め方を耳にしました。参考までにご紹介。
※まず、銅分43%を想定、中国の銅価格 X 43% △コスト(税金・運賃・加工賃)を計算。
※その価格を以て仕入先と交渉しますが、日本国内の仕入先各社は、銅分保証出来ない(少なくとも日本の習慣ではする会社は皆無)。
※そこでエイヤーで品物を買い、(A)想定した歩留まりが出ると、また買いに来る。(B)想定した歩留まりより悪い物を掴まされると、あとでクレームをつけてくる。=当然、次回以降提示する価格が下がります。※つまり、雑線43%を基準の雑線としそれに該当しない雑線は、a悪い物でも、b良い物でも価格をつけられない。
※本来、雑線の価格決定方法には、0銅分だけでなく、1その銅が太いのか細いか、2裸(赤)かメッキ(白)か、3被覆材料はPVCかポリかゴムか、4解体はし易いか・・・・と、挙げたらきりがない。 銅X43%△コストなどという簡単な式で価格が決められるはずがありません。
※結果として、同業他社(日本人でも中国人でも)は、量がまとまっていて、品質を安定的にしてくれる会社に集まって来る訳です。仕入先が、善意で品質を保証してくれないと、荷物が買えないことになります。※弊社の手法と異なりますね(=他社はいい加減ですね・笑)!という話でした。

※雑線(コンテナ:関東地区:【10月10日現在】
①雑線(44〜45%・赤中心):293円/kg
②雑線(43%前後・雑中心):278円/kg
③雑線(40-43%雑中心 不安定):266円kg
④雑線 (38%前後雑中心 B線):213円/kg
⑤雑線(家電線・弱電):177円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用】
【注意3:価格は全てコンテナ単位の数量を基準にしています】
以上