12月9日 相場情報

お客様各位

 

129日:今朝の状况】

 

為替(ドル/円):1ドル=11370銭【‪‪07:00現在】

N.Y.ダウ: 35,755(35)

 

LMEセツルメント($/t)

 ①午前売: 9555.5(-91.5)

 ②午後売: 9606.5

 

 COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)

 ③銅: 4.391(0.053)

 ④金: 1783.4(0.8)

 

WTI原油先物($/bbl)

 ⑤原油:72.36(0.31)

 

本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg

 ①ロンドン午前:1140

 ②ロンドン午後:1140

 ③N.Y. : 1150

 

ニューヨーク為替引値()

 113.66-113.69(0.09円安-0.09円安)

 

128日:昨日の状況】

 

国内銅建値 1120( 126日より-10)

 

《ブローカー》

 

先日訪問した客先A社、かつて雑線を相当量扱って

いたが、最近はあまり大量に扱うことに固執してない

とのこと。

当時、商社やブローカーが、同社向けに荷物を高く

大量に売り付けていた為、結果A社が大量に扱うはめ

になっていたが、その手法に、だいぶ懲りたとの

こと。

今日はその構図を解説。

 

例えば、A社の雑線買値価格を350/KGとします。

A社は元々,地元の小口、中堅客先から、荷物を

仕入れている分には、せいぜい月に100トン〜200

トンしか雑線の仕入がない。元々その程度の集荷量。

ところが隣接する県の同じような規模の問屋から 

荷物を、ブローカーが仕入れ、A社に買うようoffer

してくる。

 

ブローカーは350/KGの物を350/KGで他県には

売れないので、横持ち運賃5円+ブローカー口銭5

を足して360/KGA社に売ります。

 

買い手A社にしてみると、雑線の品質など,見方に

より12%なぞ、どうにでもなる為(誰も分から

ない為)、贔屓目に見て360/KGでも買いま

しょう!となる。(注)

 

ブローカーは同じパターンで、やればやるほど

自分の口銭が増える為、B社の他にC社、D社、E社と

次々とofferし、A社の扱い量は直ぐに300トン、500

トン、1,000トンと膨れ上がるという仕組み。

ちなみに、歩留まりはどうしてもギリギリに

なり、A社は最終的に売り先から大きなクレームを

受けることとなります。

それに懲りたという話でした。

 

注 補足

皆さん考えて下さい!!【重要】

銅クズは現在約1,000/KGです。

それはつまり雑線の歩留まり1%10/KGです。

雑線の歩留まりの分からないブローカーが、

自分の口銭欲しさに歩留まりを1%高く言えば商売は

成立してしまうのです。

 

雑線(ヤード持込):【128日現在】

【1】ワイヤーハーネス:410円前後

【2】雑線エフケーブル(VVF):360円前後

【3】雑線・一般(4243%):330円前後

【4】雑線230-260

【5】家電線:付き物を取り売買可

【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】

【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。

 

以上