11月20日 相場情報

お客様各位

【11月20日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=149円84銭【08:30現在】

【11月18日:先週末の状況】

※N.Y.ダウ:34,947.28(+1.81)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:8141.0(-24.5)
 ②午後売:8164.0

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:3.7375(+0.033)
 ④金:1981.6(-2.3)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤75.89(+2.99)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1270円
 ②ロンドン午後:1270円
 ③N.Y. : 1280円

※ニューヨーク為替引値(円)
149.62-149.65(1.09円高-1.09円高)

【11月19日:昨日の状況】

※国内銅建値1290円 (11月16日より+20円)

《インドの役割》

※インドの客人がちょうど来日しているので、日本とインド
の金属スクラップ貿易、特に、弊社が扱う被覆線スクラップ
の輸出について説明いたします。

※まず大前提として①東南アジア輸出と②インド向け輸出で
は運賃が全く異なり、インド向けの運賃が圧倒的に高いす。
距離の問題もありますが、コンテナ船が行き来する量が少な
いので、距離以上に海上運賃が割り高になります。

※世界中の銅の価格は事実上同じなので(LMEが基準にな
っているので)、日本からの距離が遠く、それだけ運賃が高
ければ、結果として買い手が日本で買える品物の価格は安く
なります。
※例えば40フィートコンテナに25トンの荷物を詰めた場合の
海上運賃及び輸出諸掛費用を、日本からタイが6円/㎏、イン
ドが12円/㎏だとします。
※今、日本にある被覆線スクラップを、あなたがお持ちで輸
出したいとします、日本のヤード置場コンテナ詰め価格が、
つまり売値がタイ向けに売ると400円/㎏、インド向けに売る
と394円/㎏だった場合、インド向けに売りたい人はいるで
しょうか?
(いませんね。 ヒンドゥー教信者でもタイに売るでしょう)

※キロ当たり6円の差は小さいと思うかもしれませんが、1円、
2円の差で、荷物の集荷競争をしている日本の国内事情を鑑み
ると、これは決定的な差です。

※では、なぜインドへの輸出が少量とは言えあるのでしょう
か?
それは通関に原因があります。
※東南アジアの輸出相手先国、タイ・マレーシアで、輸入通
関が困難なものが、一部インドに流れていると予想していま
す。
※それは①インドの銅価格が高いわけではく、②インドへの
運賃が他国に比べ安いわけでもなく、③金属スクラップの輸
入通関ルールが緩いだけの話。

※それはただ単に金属スクラップの輸入通関が未整備なだけ
であり、今後、トラブルが増えれば、輸入通関方法も厳格化
されると予想しています。
※まとめると
(1)インドは東南アジアに比べ価格競争力がない。
(2)通関が緩いこと“だけ”が優位性
(3)トラブルがあれば結局他国と同じになる。
という事情を、インドからの客人に説明しています。

※雑線(ヤード持込):【11月19日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】 
 
以上