《中国の需要》
【10月20日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=158円56銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:51,966.03(-36.38)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:14496.0(-99)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:6.538(+0.007)
④金:4139(-20.5)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤103.66(+2.25)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2390円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2380円
※ニューヨーク為替引値(円)
158.48-158.52(0.49円安-0.48円安)
【10月19日:昨日の状況】
※国内銅建値2390円(10月15日より-50円)
《中国の需要》
※金属スクラップを取引するお客様や、取引銀行の担当者、また新聞記者などにもよく聞かれる
「中国の需要はどうですか?」という質問があります。
※弊社のビジネスモデルは、日本国内で集荷した被覆線スクラップ(銅系スクラップ)を日本国
内でナゲット処理加工し、出来上がった銅ナゲットを中国に輸出するというもの。
※日本国内需要家向けに販売する銅スクラップや、銅以外に、真鍮、アルミ、ステンレス、など
多岐に渡る取り扱いがありますが、主力が被覆線スクラップにつき、出来上がった製品である銅
ナゲットの販売先がなければ困ります。
※販売先が中国であれば尚のこと、一般の方々にはその需要が分かりづらいです。
※特に、弊社に資金を融通している金融機関(銀行)からすれば、弊社がいくら大量に荷物を
集荷したところで、販売できなければ利益にならないではないか?と心配されるのも必然で
しょう。
※そんな心配をされている方々に、小生の銅系スクラップ(ナゲット銅のみ)、日本と中国の
マーケットイメージを簡単に説明します。(イメージですよ、イメージ。実数ではない。)厳密
には、赤ナゲットと雑ナゲットがあるマーケットのうち、当社が主に扱う雑ナゲットに絞ります。
※雑ナゲットの需要家は、製錬所と伸銅所(黄銅棒メイン)が主力、他に、合金・鋳物メーカー
などもありますが、量的に僅かなので省きます。
※まず、日本国内。
“大きな“需要家の数はせいぜい10社、中堅を入れても20社か?
※一方、中国。
なんとなくではありますが、中国全土では日本の10倍の100社、中堅を入れたら200社?と、
こんなイメージです。
※さて、
その中国需要家のうち、弊社とお付き合いあるのは、10社もない程度。過去に情報交換した会社
を入れても30社もありません。つまりマーケット全体を把握しているわけではなく、僅か、一部
の需要家との付き合いから全体の状況を想像しています。
※そのマーケットの一部である需要家(銅系金属メーカー)からの情報でしかありませんが、
「荷物が余っているから、今は買わない。今は欲しくない。」と言われたことは、この30年間で
一度もありません。(リーマンショックや、コロナなど、1、2ヶ月;瞬間的な期間を除いて)
※中国経済が急激に拡大する時期にあったからということありますが、それにしても
「器=capacityの大きさが(日本と)桁違いである」と考えています。
【★中国=原料が基本足りていない世界】
※一方で、日本国内。
※四半期(3ヶ月)毎に、需要家(銅系金属メーカー)は、「炉修だから」「決算を控えている
から」という理由で、原料を「買わない」「減らして欲しい」という話題ばかり。
※そもそも需要家(銅系金属メーカー)は、既に日本国内に需要がない製品(電気銅・伸銅・
電線・銅箔)を作っているので、原料であるスクラップの購入を増やす必要がない。
※むしろ余りある国内発生銅スクラップを、供給してくる商社・問屋に対して「どのように納入
枠を調整するか?(制限するか?)」ということが、需要家購買部の仕事であるか?“ のよう。
【★日本=原料が基本足りている世界】
※冒頭、お客様を初め、銀行担当者、新聞記者は、銅スクラップ原料の日本マーケットを前提に
話をしてくるので、「需要家(銅系金属メーカー)が買わない」という心配が常にあるようです。
弊社の製品(雑ナゲット)が売れないという心配をしている。
※ところが実際の世界マーケット(中国中心の東アジアーマケット)を見れば、需要の心配は、
さほどないというのが小生の意見です。
※25mプールの底に1個のバケツが置いてあり、そのバケツの水が溢れるかどうか?を、いつも
心配している。ところが俯瞰してみたら、周囲のプールは圧倒的に大きく、水が溢れる心配は
まずないので、何か滑稽であるという話です。
(おまけ)
そういえば20年以上前?、日刊産業新聞の連載記事タイトルに「恐竜の胃袋」といものがあり
中国マーケットに関する記事でした。今日のコラムは、お腹いっぱいの人間がチラノサウルスの
胃袋を心配するような話。
以上