9月4日 相場情報

《最後は「金」・・・なのか》

【9月4日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=148円02銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:45,271.23(-24.58)

※銅LMEセツルメント($/t) 
 ①午前売:9873.0(+99.5)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.5585(-0.011)
 ④金:3593.2(+43.8)

※WTI 原油先物($/bbl) 
 ⑤63.97(-1.62)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1510円 
 ②ロンドン午後:ー 
 ③N.Y.:1540円

※ニューヨーク為替引値(円)
148.08-148.12(0.25円高-0.22円高)

【9月3日:昨日の状況】
※国内銅建値1530円(9月3日より+30円)

《最後は「金」・・・なのか》

「金3日連続最高値 NY先物初の3600ドル突破、国内も1万8,691円」

金(ゴールド)価格の上昇が止まらない。アジア時間3日の取引で国際指標となるニューヨーク先物(中心限月)は、
一時前日比24.7ドル(0.7%)高い1トロイオンス3616.9ドルを付け、最高値を更新した。米国の財政悪化の懸念が
浮上し、無国籍の資産である金に投資資金が移動している。
〈2025/9/3 日本経済新聞〉

※小生が非鉄金属の業界に入ったのは1995年です。その当時、勤めていた会社の相場当番で、毎朝、ファックスを
支店や客先にファックスしていたとき、金の価格が300ドルくらいであったと記憶しています。
※気になって、「世界経済のネタ帳」を見ると、以下のようになります。年間の平均価格(US$/トロイオンス)を、
30年分列挙するのが面倒なので、5年おきに記載しました。

 95年:384.16
 00年:279.03
 05年:444.84
 10年:1224.66
 15年:1160.66
 20年:1770.25
 25年:3115.37(7月までの平均)

※やはり記憶は概ね合っており、当時は300ドル台でした。遡ってみると1980年は607.86ドルであったので、金は
90年代、80年代より人気がなかったことになります。(その後、00年:279.03、01年:270.99まで下落)。
※暴騰したのは、やはり06年〜08年の「中国バブル&金属バブル」のとき。それでも2010年はずっと1200ドル〜
1600ドル台で推移、2023年まで1900ドル程度です。
※それが24年:2387.70、25年3115.37、そして昨日、3616.9を付けた。

※有事の金と言われることが多いですが、昨今の混迷する世界情勢をみると、世界中の人が、金に頼りたくなって
いるのも何となく頷けます。

以上