9月10日 相場情報

《仕入れ競争の緩和はあるか?・下》

【9月10日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=153円36銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:52,380.66(-405.41)

※銅LMEセツルメント($/t)  
     ①午前売:14672.0(-65)
     ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス) 
     ③銅:6.8035(+0.0645)
     ④金:4416(+22.1)

※WTI 原油先物($/bbl)  
     ⑤96.05(+3.02)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg) 
     ①ロンドン午前:2340円
     ②ロンドン午後:ー  
     ③N.Y.:2390円

※ニューヨーク為替引値(円)
153.54-153.56(0.42円高-0.45円高)

【9月9日:昨日の状況】
※国内銅建値2350円(9月7日より-20円)

《仕入れ競争の緩和はあるか?・下》

※リーマンショック以外にまた一つ、仕入れ競争が一時的にであれ緩和され
たときの例です。

※リーマンショックの数年後2013年〜2015年頃、当社の取り扱う雑線の国内
マーケットは、ある中国の大手企業(国営企業)が大資本を投じ、日本から
大量に雑線を買い付けていた為、当社を含めた既存の輸出業者は、はっきり
言って誰も太刀打ちできませんでした。
※あまりに無茶な高値で荷物を集荷していく=無茶買いをする(★注)ので、
同じ舞台では、全く集荷競争にならなかった。
※なので当時は、集荷競争がなかったというよりは、その中国大手企業に
売る以外、まともな商売をしようとする業者は、全く商売をすることができ
なかったと言えるでしょう。・・・理由①

※更に相場が追い打ちをかけます。2013年〜2016年は、金属相場がダラダラ
と下がり続け、誰がどうやっても金属スクラップ業が儲からない状況が続き
ます。(別途、コラムに書こうと思いますが、“瞬間的な大暴落“より“
長期的に緩やかな下落“の方が、金属スクラップ業者の採算にとって悪影響
だと個人的には思っています)・・・理由②

※当社はホームページに、過去の業績(売上・利益)を全て掲載しているの
ですが、2014年/5月、2016年/5月の二期については、理由①と理由②から、
大幅な赤字決算となっています。当時、当社が全く儲かっていなかったこと
がよく分かります。

※もしかすると流通業=商社業(薄利多売のビジネスモデル)である、当社
だけの問題であったかもしれませんが、いずれにしてもこの頃は、全く儲か
りませんでした。
※同業他社も同じ状況ですから、金属スクラップ業、特に輸出向け雑品・
雑線を止める会社が多かったように記憶しています。つまり国内マーケット
に新規参入は少なく、競争は今ほど厳しくなかった。

(★注)無茶買い
※さて、どうして中国の国営企業だけが?高値で荷物(雑線)を集荷できた
のでしょうか?
※中国では行政(省・市)と民間とが共同でビジネスを展開することがあり
ます。日本でいう第三セクター。行政が集めた税金を、資本として特定業種
の特定会社に注ぎ込み、その会社(A社)をバックアップすると、たちまち
そのA社は業績が拡大します(拡大するだけで儲かるわけではない)。

※行政で担当した役人(X氏)は出世するし、A社の役員(Y氏)は膨れ上が
った会社の資金から多額の役員報酬を得ます(もしかしたら行政へのバック
があったかもしれない)。
※ところが銅歩留の合わない、価格が相場に合わない雑線を、何千トン、何
万トン集めたところ、それを加工し終われば、銅量が足りないので大幅な
赤字になります。当たり前。
※最後は、何十億?・何百億?の損失を出して会社を倒産させ、X氏もY氏も
あとは知〜らない!! となるわけです。 

以上

【Photo 一言 当社ホームページより抜粋】