9月10日 相場情報

《厄介者》

【9月10日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=147円40銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:45,711.34(+196.39)

※銅LMEセツルメント($/t) 
 ①午前売:9822.5(+12)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.501(+0.0105)
 ④金:3643.3(+5.2)

※WTI 原油先物($/bbl) 
 ⑤62.63(+0.37)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1500円 
 ②ロンドン午後:ー 
 ③N.Y.:1510円

※ニューヨーク為替引値(円)
147.41-147.42(0.1円高-0.12円高)

【9月9日:昨日の状況】
※国内銅建値1510円(9月5日より-20円)

《厄介者》

下銅購入量を大幅削減一部製錬所、精鉱処理縮小で

10月以降、一部製錬所が炉の温度調節のための冷材として
使用する銅スクラップ(下銅)の購買量を大幅に削減する
見通しだ。製錬マージンの買鉱条件(TC/RC)の悪化を
受け、製錬所での銅精鉱処理を縮小するのに伴って
スクラップの使用量も減少する。市中の原料問屋からの
購買量は「10月から来年3月末までゼロになる」(関東の
複数の直納問屋)見込みで、特に低品位の銅スクラップは
売り先難から余剰感が強まる可能性がある。
〈2025/09/03 日刊産業新聞〉

※1週間前の産業新聞記事です。
※記事中にありますが、製錬所の一社は10月からの
スクラップ調達を一律停止するそうです。(前から話には
なっていましたが、、)
※それでもA高品位で油付着がないものは、中国に流れて
市中需給バランスにあまり影響がないとのこと。一方中
品位で油付着があるものは、中国の通関が通らない為、
だぶつくと予想されるそうです。

※確かに中国の通関は厳格で、仮に銅分が高くても、油付
着があるものは輸入通関出来ません。仮に日本から輸出
されてしまっていても、相手国は中国ではないでしょう。
(コンテナに詰めているからといい輸出先が中国とは限ら
ない)
※最後は、厄介なものほど処理に困るという典型的な事態
になりそうです。

※とにかく流動性の低い荷物=厄介なものを、つかまない
ようにすること、または買っても安く買うことです。
注意が必要。

以上