7月18日 相場情報

お客様各位
718日:今朝の状況】 

為替(ドル/円):1ドル=10698銭【07:10現在】

N.Y.ダウ:26671-62)

LMEセツルメント

 午前売: 6454.5
 午後売: 6433 

 COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)

 銅:2.8875(+0.0015)
 金: 1808.3(+9.6)

※WTI原油先物(7/17 終値)

 原油:40.59(△0.16) 

本日時点予想計算値:国内銅建値

 ロンドン午前:740
 ロンドン午後:740
     N.Y.730

 

717日:昨日の状況】

国内銅建値730(717日より-10)

 

《続・マレーシア最新事情》

現状のマレーシアを鑑みた場合、日本からの雑線・雑品の輸出先として楽観論と、悲観論、両方があります。

 

まず楽観論

マレーシア政府は、中国が輸入禁止して以降、飛躍的に増えている雑線・雑品の輸入についてある程度、認めていると思います。

現在「マレーシア独自の環境ルール」を作ろうとしていて、スクラップ輸入をしない=ストップするより、

規制をしながら金属スクラップ輸入をして行く方針だと予測出来ます。

具体的には、リサイクル不可なゴムやコールタールなどの、輸入禁止措置を、検討しているようです。

MCOの影響で、運用は遅れ来年になりそう)

マレーシア政府は、急激に輸入を止めることをせず、金属スクラップ輸入と付き合って行く道with scrapを選択したと思われます。

これが楽観論。

 

次に悲観論

そうは言っても「規制をする」といのは、過去、中国が歩んだ道と同じです。

どの国であっても、過去を見ると、金属スクラップの輸入は、始まった当初(黎明期)が最もその輸入基準が甘いです。

それに託けた(カコツケタ)輸入業社が、調子に乗ってこれもOK、あれもOKと、環境負荷の高い物=つまりゴミの多い物を輸入する。

環境負荷の高い物ほど、排出国(先進国)では、安く手に入り商業上のメリットが高い為、利益を追求する程、

環境負荷の高い物が、より沢山後進国に輸入される宿命にあります。

各国政府はそれに手を焼き、規制を強化するという、正にいたちごっこ(注)の状態になる。

マレーシアに於いても、輸入業社 V.S. 政府の規制を巡る戦いの火蓋が切って落とされたと考えると、

最後は、輸入を禁止に至ります(それが3年後か、10年後か、20年後かは不明)。

これが悲観論。

 

注:いたちごっこ江戸時代後期に流行った子供の遊び。

二人一組で「いたちごっこ」「ねずみごっこ」と言い

ながら、相手の手の甲を順につねっていく。両手が 塞がったら一番下にある手を上に持っていき、

また 相手の手の甲をつねるという終わりの無い遊び。

転じて「埒があかず、きりがない」ことも指す。現在では双方が同じことを繰り返して物事の決着がつかないこと=堂々巡りの状態をいう。

 

雑線(湘南ヤード持込):【717日現在】

【1】ワイヤーハーネス:240円前後

【2】雑線エフケーブル(VVF):220円前後賞

【3】雑線・一般(4243%):190円前後

【4】雑線100-150

【5】家電線:付き物を取り売買可

【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】

【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。