7月10日 相場情報

お客様各位

【7月10日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=142円23銭【08:15現在】

【7月8日:先週末の状況】
※N.Y.ダウ: 33734.88(-187.38)

※ 銅LMEセツルメント($/t)
  ①午前売: 8299.0(+19)
      ②午後売: 8339.0

※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
      ③銅: 3.767(+0.047)
      ④金: 1926.2(+17.5)

※WTI原油先物($/bbl)
  ⑤原油: 73.86(+2.06)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
  ①ロンドン午前:1230円
  ②ロンドン午後:1230円
  ③N.Y. : 1230円
 
※ニューヨーク為替引値(円)

142.07-142.1(1.99円高-1.99円高)

【7月8日:先週末の状況】

※国内銅建値1240円 (7月7日より-20円)

《トレードオフ》

※製造メーカーの工場から、直接金属ス
クラップを引き取る話を頂くと、ありが
たい反面、困ることもあります。

※(a)国内解体処理と(b)海外輸出先での
解体処理とを比較した場合、当たり前の
話ですが、(b)の方がコストを安く抑えら
れます。
※安い日本、安い日本、とは言っても日
本は世界の中では先進国で、人件費が安
い国ではない。また、ゴミ処理費用も知
る限り他国に比べて(だいぶ)高い為、
日本は、金属スクラップを解体・選別し
リサイクルするまでの総合処理コストが
高い国です。

※製造メーカー工場から発生する金属ス
クラップは、それが横流しされたり、パ
ーツ取りされると、発生元企業が製品販
売ルートを管理出来ないだけでなく、事
故を起こす原因にもなる。
※PL法(★注)の観点から、スクラップ
はきちんと管理されるべきで、発生元企
業は、発生金属スクラップの「国内解体
(機能破壊)」「国内販売」を要求しま
す。
(ここで国内販売とは、解体選別された
後の“金属分“を全て日本国内で使用せ
よとの要求)

※ 「国内解体」「国内販売」は可能です。
(解体された後の金属分を全量、国内需
要家が使い切れるかは微妙ですが)
※但し「国内解体」「国内販売」が可能
なのは、“処理コストを無視すれば“、の
話です。

※で、何が困るか?と言えば、処理コス
トが高い国で処理せよ!と要求(a)してお
いて、それでも高い価格で買いなさい!
と要求(b)するることです。(a)と(b)を同時
に要求することは全くの無理芸、むしろ
全く矛盾する二つのお題目を叶えよとい
う話です。

※なぜ、製造メーカー工場発生の品物を、
高い価格で買う業者がいるか?
それは、その物が、輸出されて海外の安
い処理コストで処理されているからです。
※「国内解体」「国内販売」を求めるな
ら、価格については多少、目を瞑る(つ
まり高値を要求しない)べきではないで
しょうか?
トレードオフすべきと考えます。

(★注)PL法 製造物責任法
製造物の欠陥によって、生命、身体また
は財産に損害を被った場合に、被害者が
製造業者に対して損害賠償を求めること
ができることを定めた法律。

お知らせ
久々、一年半ぶりにYouTube動画を作り
ました。
添付しておきます。
https://youtu.be/oED32UjC5xI


※雑線(ヤード持込):【7月8日現在】

【1】ワイヤーハーネス:410円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):390円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):320円前後
【4】雑線B :220-250円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】

以上