6月26日 相場情報

《最終責任者》

【6月26日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=145円02銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:42,982.43(-106.59)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売: 9810.0(-120.5)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅: 4.913(0)
 ④金:3327.1(0)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤64.92(+0.55)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1470円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y.:1620円

※ニューヨーク為替引値(円)
145.25-145.27(0.34円安-0.32円安)

【6月25日:昨日の状況】
※国内銅建値1510円(6月24日より+40円)

《最終責任者》

※昨日のコラムで、社長は自分が最終責任者であることを意識すべきだと書きました。
この点を少し深掘りしてみます。
どんな仕事でも(プライベートにおいても)同じですが、自分が行ったことに責任
を持てるかが大事であるという話です。

※例えば、金属スクラップの仕事で、客先から見積価格を提出するように依頼され、
YOU一人が考えた単価を客先に提出すれば、その後、その荷物がどのような物で
あっても、YOUがその責任を負うことになります。
※いざ荷物がデリバリーされたらa品質が悪いとか、b相場が下がったタイミングで
仕入れた荷物が含み損を抱えたとか、一度、価格を提出し契約に至ると、その後の
その荷物に対して責任が生まれます。(当たり前)

※客先から見積価格の提示を求められる度に、上司にいちいち価格を聞き、
(自分の責任でなく)上司の責任として、客先に価格を提示すれば、その責任から
は解放されます。責任を逃れられる。「荷物の品質が悪くても」「相場による含み
損を抱えても」関係なく、「それは価格を提出した上司の責任だから!」と、YOU
はとても楽な気持ちになれます。
※ところがこれを繰り返していたら、YOUはその仕事を担う意味・意義がありません。
はっきり言うと、会社には不必要な存在になります。これは営業職だけでなく、
経理・総務・人事でも、現場でもドライバーでも、何でも同じです。社長でも同じ
です。

※昨日コラムの次期社長は、現社長(もしくは会長)という上司の存在がある限り、
社長の仕事を一生懸命してはいても、最終責任を取る覚悟が芽生えないのです。
何故なら最終責任者が上に(他に)いるからです。
※要は、自分が決断をした仕事においては、その後、どんなトラブルに見舞われ
ようが自分が最終責任を持つ!という覚悟が大事で、それが出来ない人は仕事を
しているとは言えないのです。

※社長業が他の仕事に比べ少し大変であるのは、会社の仕事全部に対して責任を
負うからです。客先からクレームを受けた、近所から苦情がきた、従業員間で
トラブルが起きた、最悪、事故が起きた(誰かが怪我をした)、その会社で
起こった全ては、社長の責任となるのです。それが全て自分の責任だと思えない人
は社長をやるべきではないのです。

(おまけ)
顧問契約をしている社会保険労務士さんから言われた言葉が印象的です。
「社長!あなたがいないとき、あなたの会社の現場の仮設トイレの階段(2段)で、
お年寄りの従業員がつまずき転んで捻挫したとします。それもあなたの責任です
から。」

以上