《不適正ヤード・下》
【6月18日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=145円39銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:42,215.80(-299.29)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9820.5(+82.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.8005(-0.026)
④金:3386.6(-9.8)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤74.84(+3.07)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1480円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:1590円
※ニューヨーク為替引値(円)
145.25-145.3(0.53円安-0.55円安)
【6月17日:昨日の状況】
※国内銅建値1450円(6月12日より-10円)
《不適正ヤード・下》
(つづき)
※不適切にもほどがあります、が、不適正にも色々とあります。
※昨日のコラムで上げた通り、法令違反、条例違反を上げていけば、きりがありません。
※結局のところ、不適正ヤードになるかならないかは、金属スクラップ業をするために、
「初期投資をするかどうか?」にかかっています。 業者は、きちんとお金をかけ初期
投資しさえすれば、法律・条例は守れるものばかりです(法律・条例はそれほど無理な
ことを要求しているわけではない:★注1)。
※ところが今まで、金属スクラップ業は初期投資(initial cost)がとても少なくて済む
と思われてきました。誰でも、いつでも、簡単に、仕事を始めることが出来るものだと、
皆が(特に新興業者が)勝手に勘違いしていた。
※何故なら日本中の既存金属スクラップ業者が、法令違反・条例違反をしていても、
捕まらないどころか、誰からも指摘・注意さえされない為です。恐らくそれを見た、
日本で金属スクラップ業を営み始めた新興業者(概ね外国人)は「(初期投資が必要
ない)」なんて、日本は良い国だ!と思った」に違いありません。(お隣の国、中国で、
もし同じように法令・条例違反を行ったら、即“ブタ箱行き“では?)
※裏を返すと日本の既存業者は、厳罰がなくとも法令・条例を遵守してきたわけです。
《性善説》
※一方で新興業者(概ね外国人)は、「罰則がない=いくらでも好きにやっていい」と
理解して、やりたいようにやってきた。《性悪説》
※上述の通り法律・条例は、初期投資さえすれば解決できるものばかりです(★注2)。
※ですが、初期投資と法令遵守はトレードオフの関係にあり、初期投資をすればする
ほど、事業の採算は悪くなります。(事業採算を計算するときの基本中の基本!初期
投資は少ないほど事業の利回りは良くなります。)
※本来、既存業者も新興業者(概ね外国人)も、初期投資をきちんとしなければ金属
スクラップ業に参入してはいけないのですが、それが新興業者(概ね外国人)の無茶
苦茶ぶりにより、炙り出されたわけです。
★注1・注2
法律・条例は、ほとんどが守れるものばかりです。ですが、千葉県が施行した特定再生
資源屋外保管業の規制に関する条例には、荷物の置き方に関して、かなり無理な注文が
あります。広い面積に僅かな荷物しか置けないと、金属スクラップ業を行うために、
広大なスペースが必要となり、実質、採算が合わないことになります。
以上