《続・業績悪化の原因は???》
【5月29日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=145円39銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:42,098.70(-244.95)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9682.0(+29)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.644(-0.066)
④金:3293.6(-5.5)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤61.84(+0.95)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1460円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:1540円
※ニューヨーク為替引値(円)
144.82-144.85(0.5円安-0.51円安)
【5月28日:昨日の状況】
※国内銅建値1440円(5月28日より+20円)
《続・業績悪化の原因は???》
※一昨日のコラムで、5月決算弊社の一年を振り返りましたが、
今日はその続きです。
※今期:昨年6月1日〜今年5月31日のうち、年後半(24/12〜
25/05)の業績が、年前半(24/06〜24/11)に比べて良くない
のはなぜか?・・・(Q)
※当たり前すぎて面白くない分析なのですが「業者が多過ぎる
こと・・・(A)」が上げられると思います。
※金属スクラップ業界の方々は、いつも「a儲からない」「b荷
物が少ない」と、お念仏のように唱えているので、実際に、い
つに比べてaいつ儲かっていない、いくに比べてbいつ荷物が少
ない、かが分かりづらいです。
※また金属スクラップの発生量は、車や家電、衣類や食品のよ
うな製品のように、生産量を客観的な数値で見ることが出来な
いことが、余計にa儲かっていない・b荷物が少ないと、人々を
疑心暗鬼にさせます。
※ただこの半年間は、かつてないほどに“a儲からない”・“b荷物
がない”状況であると考えています。それが何故かと言われれば、
市中での取引価格が「行き過ぎた高値」で取引されているため
です。(リサイクル環境推進部会でも議題になりました)
※例えばピカ線(特号銅線)を例に上げると、通常、ピカ線の
価格は「足元の国内銅建値Ⅹ〇〇%」もしくは「LME X 為替 X
〇〇%」という計算式で表せます。
※その掛け目=〇〇%が、今まで(少なくとも小生が過去関わ
っている30年くらいの間)には、聞いたことのない高い水準に
まで達しています。
※建値やLMEなどをベースにしたメーカー(需要家)の買値
には限界があります。メーカー(需要家)の買値=商社・問屋
の〈売値〉は、電気銅の価格以下にしかならないのに、商社・
問屋が荷物を仕入れる〈買値〉水準が高いわけですから、a`儲
かるはずがありません。
※また、高い価格水準で荷物を買わなければいけない状況イコ
ール、b`荷物がすくないことを表しています。
※景気動向を見ても需要が特に多いとは思えません。一方、供
給(発生)も特に少ないとも思えません(実は金属スクラップ
の発生は、それほど変わっていないと考えています)。
※ということは単に、市場にプレーヤーが多すぎることが、
a儲からない・b荷物が少ないことの原因であると推測できるの
です。
※ホールケーキを切ってわけるとき、6人で分ければ一人60度
分食べることが出来ます(1/6)。今は12人で分けているので、
かつての半分30度分しか食べられないとう感じ(1/12)でしょ
うか?!・・・で、あれば可愛いもので、感覚としては24人
で分けていて一人当たり15度分しか食べられない感じです
(1/24)。 もはや、皿の上にケーキが直立しない。
【お知らせ】
メールの有料配信サービスが終了したことから、現在、相場情
報ブログは東京資源ホームページのみで掲示しております。
以上