5月27日 相場情報

《業績悪化の原因は???》

【5月27日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=142円74銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:41,603.07(-256.02)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:休場
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:休場
 ④金:休場

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤休場

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:休場
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y.:休場

※ニューヨーク為替引値(円)

休場

【5月26日:昨日の状況】

※国内銅建値1420円(5月22日より-10円)

《業績悪化の原因は???》

※弊社は5月が決算月でまもなく第25期期末を迎えます。
例年、決算を迎えた後に決算トークとして、一年を振り返るのですが、
今年は少し早めに総括します。
※昨年6月1日〜今年5月31日の業績を振り返っていたところ、年後半
(24/12〜25/05)の業績が、年前半(24/06〜24/11)に比べて良く
ないことが判明してきました。
※勿論、年間を通じて毎月毎の試算表をチェックしているので、薄々
は感じていたのですが、年後半、特に今年に入ってからは極めて業績
がよくありません。

※原因を分析・理解しないと解決もできないので、色々、業績悪化の
原因を思い巡らしているのですが、「マーケットに無茶買いバイヤー
がないこと」は原因の一つではあると考えています。
(注:あくまでも原因の一つ。あくまでも予想。)

※中国が7類(雑品・雑線)を輸入禁止した2018年末以降、日本国内
には雑線ナゲット加工会社が数多くできました。多くは中華系です
が、日系の会社でも設備を増強して取扱高を増やした会社もあります。
※こうした新興雑線ナゲット加工会社の総数は把握していませんが、
月間、Gross投入量1,000〜3,000トン(ナゲット銅量:netで約半分:
500トン〜1,500トン)扱う“大規模雑ナゲット加工会社”は、日本国内
に5社〜10社あると考えています。(★注:1日当たり数トン月間100
トン程度の、“小規模雑ナゲット加工会社“は、敢えてカウントしませ
ん)

※雑ナゲット加工の設備を導入した会社は、当然、初期投資initial
costを回収したいし、一度機械を動かせばランニングコストrunning
costも発生する為、「否が応でも、荷物を集め続けなければなりませ
ん」。
※2019年〜2020年に新規設備投資をした新興雑線ナゲット加工会社
の本格稼働が、2020年〜2021年として、最初の3年ほどは「荷物を集
める必要から、無茶買いをしていた」。これが無茶買いバイヤーです。
※彼らは、荷物欲しさに足元の相場では到底合わない高値:無茶な高
値で荷物を集めます。

※無茶買いバイヤーがマーケットに存在するときには、それ相応の商
売の仕方があり、弊社は無茶買いバイヤーのお陰?で業績が良かった
(マーケとを荒らす彼らに感謝はしてないのですが、少なくともマー
ケットは活性化する)。
※ところが、相場に合わない価格での購入は絶対に続きません。一度
や二度は、相場の上昇などに助けられ、なんとかなるやもしれません
が、永遠には続きません。
※結局、彼らが無茶買いに息切れして、無茶買いを止め始めたのが、
昨年後半だと考えています。それにより弊社の業績も落ちてきたとい
うのが小生の見立てです。

★注:大規模・小規模雑ナゲット加工業社
今日お話ししたのは、雑線の加工に①中国製ナゲット加工機を導入し
た大規模ナゲット加工会社についてで、②日本製ナゲット加工機を導
入した会社を想定していません。
一般的に、②日本製の機械は処理能力が小さく、雑線マーケット全体
に与える影響は少ないと考えています。

【お知らせ】

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以上