《天津レポート:おまけ》
【5月22日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=143円89銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:41,860.44(-816.8)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:9532.5(+2.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.638(+0.0185)
④金:3309.3(+29)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤61.57(-0.99)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1420円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:1520円
※ニューヨーク為替引値(円)
143.67-143.69(0.83円高-0.83円高)
【5月21日:昨日の状況】
※国内銅建値1430円(5月19日より-40円)
《天津レポート:おまけ》
※中国の天津地区に通い20年以上が経ちます。
※北京・上海・重慶と同様、特別行政市である天津市は中国国内でも大都市で、
中心地は高層ビルが林立する大都会です。
※そんなところで金属スクラップ加工業を出来るはずもなく、実際に金属スク
ラップが加工がされているのは、中心地から車で1時間以上離れた隣の市:静
海市、子牙地区の工業団地内です。ここは田舎中の田舎中。
※そもそもなんでここに工業団地が出来たかと言えば理由は簡単。
※20年以上前はここらで、被覆線スクラップをばんばん“野焼き”していたから
です。
※被覆線スクラップから銅を回収するには焼くのが最も簡単ですが、被覆材の
PVCを焼くと出る塩化水素は人体に極めて有毒です。土地の広い中国でも、流
石に環境への配慮から、北京オリンピックが開催された2008年までには、野
焼きは完全に出来なくなっていました。
※その代りに出来たのが子牙工業団地で、野焼きの替わりに被覆線スクラップ
のナゲット機械による破砕・選別処理が行われるようになりました。
※昨日も書きました通り、この工業団地では現在中国国内発生の金属スクラッ
プを加工する会社が入居しています。 世界中から金属スクラップを輸入して
いた当時に比べると、活気は落ちましたが、団地はほぼ全部が入居しているよ
うで、皆、きちんと稼働しています。
※また他にかつてと異なる点は、事業を行っている人=社長が、皆、2代目社
長(★注:富二代:フーアータイ)であることです。 2代目社長は、自分の
父親である創業社長が事業を頑張ってこともあり、生まれたときからお金持ち
で、高い教育も受けています。
※その為なのか? 仕事の仕方も、価格の決め方もドライです(感情的でなく
冷静)。弊社客先の2代目社長も、客先との会食などは一切しないと言ってい
ました。(あの中国で!? 信じられない・・・・昔は=オヤジは、会食“し
か”してなかったが。。。笑)
★注:富二代(とみにだい: Fù'èrdài)
中国の新興富裕層の子供たちのことである。この言葉は蔑称とされることが多
いが、現代中国社会の社会的・道徳的な問題が含まれており、中国のメディア
や日常的な議論ではよく使われている。 《ウイキペディア》
【お知らせ】
メールの有料配信サービスが終了したことから、現在、相場情報ブログは東京
資源ホームページのみで掲示しております。
以上