5月19日 相場情報

《天津レポート:Vol.1「金利」 》

【5月19日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=145円19銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:42,654.74(+331.99)

【5月17日:先週末の状況】

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:9534.0(-3.5)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.5555(-0.089)
 ④金:3182.0(-38.7)

※WTI 原油先物($/bbl)
 ⑤62.49(+0.87)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1430円
 ②ロンドン午後:ー
 ③N.Y.:1510円

※ニューヨーク為替引値(円)
145.62-145.64(0.04円高-0.04円高)

【5月18日:昨日の状況】
※国内銅建値1470円(5月14日より+40円)

《天津レポート:Vol.1「金利」 》

※毎年5月、定期的に中国天津地区の客先を訪問しております。
※レポートの最初に、まず中国の景気を表すのに最も良い銀行利息について。
中国では、来月2025年6月より、銀行の貸出金利が2.6%に下がるそうです。

※中国で金利はここ数年の間、断続的に低下しており、中国国内の景気が、
以前に比べてよくないことは明らかです。低い金利でないと銀行から資金を
借りて事業を行う人がいないということです。
※(仮に)中国政府が経済成長率を水増ししていても、市中の金利は(=マ
ーケット)嘘をつきません。
※かつて景気の良い時代(2006年〜2010年)、中国内の銀行貸出金利は8%
〜10%であったことを考えると、随分と金利が下がったと言えます。(小生
の記憶が正しければ、景気の良い時分は、事業家=つまり社長連中は15%の
金利を払っても資金調達しようとしていたはずです。)それだけ、今は景気が
良くない。
※ちなみに銀行の預金金利は、3年定期でも1.77%とのこと。

※さて景気が悪い景気が悪いというと、街の明かりが消え、工場や商店が閉
まり、人々は消費を控え、失業者が溢れているか?といえば、全くそんなこ
とはありません。
※大都市である天津市の中心部には人が溢れ、百貨店・スーパーは繁盛して
います。人気料理店は満席だったり、行列を作っている店もあります。川沿
いの建物はライトアップされ、夜も物凄い賑わいです。
※渋滞も相変わらずで、電気自動車が大量に走り回っています(参考:BYD
製の電気自動車は、僅か70,000人民元=140万円)。

※毎回、本コラムで申し上げているように、中国はかつてのバブル経済が終
わって、今は“まあまあ普通“、”まあまあ他国並み“というのが、現在の経済状
況を正しく表しているのだと思います。

おまけ:
※今年の訪中、最も驚いたのは、完全自動運転の車が市販されていたことで
す。しかもHUAーWEI製。価格は1,200万〜1400万円。(乗って見たいが買
いたくはない。笑)

以上