4月3日 相場情報

お客様各位

【4月3日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=151円55銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:39,170.24(-396.61)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:8920.0(+191)
 ②午後売:9024.0(+189)

※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.07(+0.024)
 ④金:2261.0(+24.5)

※WTI原油先物($/bbl)
 ⑤85.15(+1.44)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1400円
 ②ロンドン午後:1420円
 ③N.Y.: 1410円

※ニューヨーク為替引値(円)
151.55-151.57(0.08円高-0.09円高)

【4月2日:昨日の状況】

※国内銅建値1380円 (4月1日より+10円)

《仲介業の役割》

※ブローカー、商社の非鉄金属スクラップ部門の役割が低下しています。
※弊社も含めた話ですが、簡単に言うと「仲介だけの仕事」が成り立た
なくなっていると感じています。
※20年前、30年前は、銅の価格が安かったにもかかわらず(単価自体が
安いと取引に複数社が絡む余裕なくなるはずなのに)、ブローカーや商
社の非鉄金属スクラップ部門が生きる術がありました、ところが今はあ
りません。
※なぜだか?を考えてみたのですが偏に「情報がオープン過ぎるから
(情報格差がないから)」だと思います。

※かつてはLMEの価格を入手するにも半日遅れでファックスを商社から
貰うなど情報格差がありましたが、今は誰でもタイムリーにLMEの数値
をスマホで見れます。しかも無料で。 【時間格差】
※かつてはメーカーや大手問屋の買値を知ることが出来ませんでしたが、
今は、末端の小口業者まで、概ね価格を知っています。【ロット格差】
※かつては輸入元の価格や売り先中国価格など、海外の事情が分かりま
せんでしたが、今はインターネットを開けば世界の情報が溢れてます。
【地域格差】

※こうした情報格差があれば、その差を利用して、知っている人“だけ”
が知らない人から手数料=仲介料を取ることが出来ます。利幅があるわ
けです。
※昨夜欧米の相場が、今朝日本で知れ渡る前に荷物を買う・売る(時間
格差)、大手商社はロットが大きいから高く売れる・安く買える(ロッ
ト格差)、海外なら高く売れる・安く買える(地域格差)という【差】
を利用することが出来るわけです。

※仮に、自分でその格差を利用した取引が出来ないとしても、情報とし
てその格差を知っている為、価格交渉がシビアになり利幅が少なくなり、
だからブローカーや商社等、仲介業の役割がなくなります。

※さて何故そんな話をするかといえば、某商社が、昔取った杵柄で、あ
る商品を輸入し日本国内で販売した処、クレームになっていると聞いた
からです。
※20年前なら利幅に余裕があり、仮にクレームになってもクレーム金を
払えるかもしれませんが、利幅もなく無理矢理昔と同じような取引をし
ても、赤字が増えるだけです。時代とともに取引も変わるという話でし
た。

おまけ
Oceanを輸入してトラブれば、これが本当のレッドオーシャン。

※雑線(ヤード持込):【4月2日現在】
【1】ワイヤーハーネス:520円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):500円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):430円前後
【4】雑線B :330-360円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】

以上