《アビヅ社:講評つづき》
【4月28日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=143円82銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:40,113.50(+20.10)
【4月26日:先週末の状況】
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9364.0(-46.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.8355(-0.0145)
④金:3282.4(-49.6)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤ 63.02(+0.23)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1400円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1580円
※ニューヨーク為替引値(円)
143.67-143.72(1.05円安-1.08円安)
【4月27日:昨日の状況】
※国内銅建値1380円(4月23日より+30円)
《アビヅ社:講評つづき》
※金属だけでなくプラスチック、紙、産廃まで多岐にわたる
大きいリサイクル設備をもつアビヅ社部長に「どれくらいの
量が採算分岐点であるか?」という質問をさせて頂きました。
※totalの仕入れ量(扱い量):何千トンという目安がある
そうですが、やはり利益が多いアイテムと少ないアイテムが
あるので、一概には言えないそうです。
※但し「鉄・非鉄相場は高い方が同社の採算にはよい」との
ことでした。 シュレッターダストやギロチンダストなど、
単価が“ただ同然”のものも仕入れているので、これには頷
けます。解体・選別が終わった物を、高く売れれば売れるだ
け儲かることになります。
※では創業以来の(全ての物が)相場高である今現在、会社
は、万々歳の状態であるかと言えばそうでもないそうで、そ
の原因は、やはり数量減少だそうです。
※設立当初の扱い量に比べると、現在は2,3割減っている
ということなので、金属相場高の分を相殺して、それほど多
くの利益が出るわけでもないそうです。
※ということは・・・
※同社は2003年にシュレッターを始め、様々なプラントを導
入した時点では、現在の「相場高・数量減」を想定していな
かったことになります(そんなの当たり前ですが、20年以上
先の未来を、誰も分かるはずがない)。
※つまりリサイクルプラントを導入する際(=事業を始める
とき)には、
「単価〇〇円」X「毎月〇〇トン」X「〇〇年」
安定して荷物が入って来るということを想定しても、仕方が
ないということになります。
※もちろん最初からドンブリ勘定というわけにはいかないの
で、ある程度の想定はするでしょうが、市況・価格・発生数
量・競合・国際情勢・技術の進歩・環境に対する配慮など不
確定要素はいくらでもあり、いくら考えても仕方ない。
※それよりは、同社がそうであったように、「その都度柔軟
に変化に対応すること」こそが大事であると思わされました。
(おわり)
【お知らせ】
4月30日(水)〜5月2日(金) まで、相場情報をお休み致します。
再開は5月7日(水)を予定しております。
以上