《マレーシア通関》
【4月18日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=142円36銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:39,142.23(-527.16)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売: 9104.0(+21)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.7315(+0.0575)
④金:3308.7(-17.9)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤ 64.68(+2.21)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1350円
②ロンドン午後:ー
③N.Y. :1540円
※ニューヨーク為替引値(円)
142.41-142.45(0.59円安-0.58円安)
【4月17日:昨日の状況】
※国内銅建値1350円(4月16日より-10円)
《マレーシア通関》
※昨日、再び、マレーシアの現状について質問を受けました。
4月10日のコラムに、比較的詳細に状況を説明しております。
弊社HP、相場情報からアーカイブで、4月10日のコラムをご
覧下さい。内容が重複しますが、現在のマレーシア通関は以
下のような状況です。
※まず大前提として新興国であるマレーシアは、そもそも通
関の仕方がが、先進国に比べルーズ(いい加減)です。もし
そのルーズさがなければ、マレーシアという国は、もともと
非鉄金属スクラップの輸入が出来ない“かも”しれません。
※具体的に言うと、例えばcable scrapを、そのままcopper
scrap としてマレーシア税関に輸入申告をすれば、輸入は禁
止されていて、輸入をすることは出来ません。なので日本か
ら輸出した会社の売り先である、マレーシアの買い手は、
輸入する際に、別の名前で輸入申告しているのだと思います
(おそらく)。(日本側からすれば、買い手がどういう風に
輸入申告しようが知ったこっちゃない)
※但しそれはマレーシアという国が、何でもかんでも輸入で
きる国ということではありません。きちんと税関機能はある
ので、きちんと輸入税関審査をしている部分もあります。た
だ日本など先進国に比べ、それが緩いということです。ここ
ら辺を理解して頂くのが難しい。
※さてここまでを前提に、ここ半年くらい、昨年の秋くらい
からマレーシアの輸入通関が、かつてに比べ厳格になってい
ることは確かです。
※それはマレーシア政府の勝手なので、何を理由に、どう厳
しくするか?を発表しているわけではありません。ただ単に
「今まで通りAという名前で申告したら、それはAではなくB
だからダメです」とされ「だから輸入を認めません、輸出者
国に荷物を戻して下さい。」と言われているだけです。
※こうしたケースが、徐々に増えてきたため、輸出する側も
輸入する側もシップバックされては叶わないため、マレーシ
ア向け輸出を控えているというのが現状です。その大半はタ
イに向けられています。
※じゃあマレーシア向けは、今後、金属スクラップが全て止
まるのか!?と白黒はっきりしたい方は仰るでしょうが、そ
もそも金属スクラップの貿易とは、このような曖昧なことが
ずっと続くのが普通です。
今後、マレーシアの輸入通関が緩くなるかもしれないし、こ
のまま厳しいかもしれないし、そんないい加減な感じなわけ
です。
以上