《中国のメーカー事情》
【4月10日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=159円05銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:48,185.8(+275.88)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:12455(-97)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:5.748(-0.0115)
④金:4792.2(+42.7)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤ 97.87(+3.46)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2030円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2070円
※ニューヨーク為替引値(円)
158.94-158.99(0.36円安-0.37円安)
【4月9日:昨日の状況】
※国内銅建値2090円(4月9日より+40円)
《中国のメーカー事情》
※中国銅系メーカー(黄銅系)の方の貴重な話をお聴きしたので皆さんに共有して
おきます。
※同社は所謂沿岸省に工場があり、さまざまな黄銅系製品を製造し、出来上がった
製品を中国国内で販売するだけでなくアメリカ、欧州へ輸出しています。
※一番知りたかったのは、同社製品生産量過去の①ピークと、②現在の生産量です。
①生産量のピークはコロナ前2017〜2018年ではないか?とのこと。小生が唱えて
おります「中国の不動産価格2017年ピーク説」と重なりとても合点がいきます。
生産しているのが真鍮ですから単純にビルや、マンション・戸建て、工場の建築が
なければ製品需要は伸びません。また同じく同社製品の需要となる自動車、家電の
製造も景気がピークを越えれば生産量が落ちるはずです。
故に同社の製品生産量と中国の不動産価格に親和性があると考えました。
※②現在の生産量はピーク時に比べてどれくらいの量か?
と聞いてみると、ピーク時を100として70くらいではないか?とのこと。
同社のように沿岸省にある製造メーカーは、金属関係でなくとも大体ピーク時に比べ
てそれくらいの落ち込みで、生産量は底を打って入るかもしれないが(これからまだ
減り続けるとも思っていないが)、これから再び生産量が増えるとも考えていない。
※業績が悪くて大変なのは沿岸省に工場がある同社ではなく、内陸省に工場を持つ
会社で、その生産量はピーク時の半分以下ではないか?とのこと。 こうした工場を
運営する会社は、殆ど省や市などの自治体政府と密接に結びついており、自治体政府
からの所謂「補助金」を受けて会社が存在している。
=存在させられている(ゾンビ企業)。
※補助金を受けとれなくなり、自力で生きていかならければならなくなると、今後
会社の存在自体が危うい。
※さて同社の方の意見では、
「中国全体の経済を良くするには、北京の中央政府が良い政策=外資が投資したく
なる政策を取るしかない。」そうです。
ところがここ数年の中央政府の政策は、その真逆を行っている。確かに小生の素人考え
でも、いま、中国に進出し会社や工場を展開したいとは思いません。(00年代は、中国
で事業をしたら面白い=儲かるとも思いましたが、今は全く中国に行きたくない。何
から別の国でいいと思います。)
※更に追い討ちをかけるのはアメリカの中国包囲網で、税金や経済安全保障面で、実質、
中国製品をアメリカから排除しようとしている。
中国製品メーカー一番のお客様であるアメリカ市場からの締め出しは中国経済にとって
非常に痛い。打撃が大きい。
※同社でさえアメリカの取引先(お客様)から御社の製品は買いたいが、MADE IN CHINA
製品は買えないないからベトナムに進出してベトナムで製品を製造して下さいと言われて
いるそうです。
※そうすると外資系企業の工場だけでなく、中国系企業の工場までも中国から海外に出て
いく必要に迫られます。
ダブルパンチです。
※結果としてグローバルに展開できる中国系企業は世界中に工場を展開し、業績がまず
まずであっても、中国経済は良くなりません。
※話を聞いたメーカーの方曰く「トップが変わらないと政策が変わらない」と諦め気味で
した。 あのお方ですね。あの。
以上