1月14日 相場情報

お客様各位

 

【1月14日:今朝の状況】

 

※為替(ドル/円):1ドル=109円93銭【07:30現在】

※N.Y.ダウ:28,907(+83)

※銅LMEセツルメント

①午前売:6177(+20)
②午後売:6246

COMEX当限セツル($/ポンド、金は$/トロイオンス

③銅:2.8615(+0.043)

金 :1548.4(-9.1)

※ニューヨーク為替引値

109.93-109.95

 

※本日時点予想計算値:国内銅建値

①ロンドン午前:730円

②ロンドン午後:  730円

③N.Y.:730円

 

【1月10日:先週末の状況】

 

※国内銅建値710円(1月9日より+10円)


《内憂外患:補足》

※さて先週まで毎日「売れない」という話をしてますが、以下、再確認して頂きたい。

ポイントは【◯◯だからと言って◯◯ではない。】

(1)【売りにくい=儲からない、ではない。】
  ・日本国内の流通業者(問屋・商社)にしてみると「ダイレクトにメーカーに売れない」ことは、ネガティヴ要素ですが、その分仕入れ価格が下がれば、売れる時期より儲かるやもしれません。むしろポジティブ要素です。
  ・当たり前の話ですが、 200トンを10円/kgの商売より、100トンでも30円/kgの方が、手取りは増えます。
  なので、売りにくい=儲からない、ではありません(必ずしも)。

(2)【メーカーに売れない=売れない、ではない。】
  ・確かにスクラップ業の面白いところではありますが、メーカーにダイレクトに売れない時期でも、問屋が独自に買うということがあり、売ることが出来ます。
  ・市中で売れない時期は、つまり、安く仕入れることが出来るチャンスです。
  ・先週も書きました通り、売れる時期には、建値X80%でしか買えない荷物を、今なら建値X 75%で買えるかもしれません。
     むしろ買いのチャンスと判断する問屋もあり。
  ・なのでメーカーに売れない、は、問屋(仲間)に売れないではない。

(3)【売り先に売れない=仕入先にも売れない、と、言っている訳で
      はない。】
   ・所謂、ポジション・トークという言葉があります。
   ・「弊社から見た仕入先A社」は、弊社にモノを売る立場なので、「売れない」と言うこ
       とを弊社に言うことは、必ずしも同社のメリットにならない。
      ( 勿論、そこも含め完全に情報を共有している会社同士も多いですが、そうでない
       会社もある)
   ・弊社に200円で売りたいのに「他者が誰も買わない」「他社は190円でしか買わない」
       と言ったところで、交渉上のメリットはなく、むしろ「売れてます」と言いたい。
   ・では、弊社には「売れてます」と言ったA社さん。 A社の仕入先にも同じ話をしている
       でしょうか?
   ・もし、売り先と仕入先で、内容を変えて「売れていない」と言った場合、これをポジション・ トークと言います。

(1)(2)(3)のことは、この仕事をしていれば当たり前のこと。ですが、売れないということを客観的に示す“障害”になります。
なので、補足としてこうしたことがあると、付け加えておきました。

(内憂外患   本当の終わり)

 


※雑線(湘南ヤード持込):【2020年1月10日】

【1】ワイヤーハーネス:210円前後

【2】雑線エフケーブル(VVF):185円前後

【3】雑線・一般(42ー43%):155円前後

【4】雑線B :55-105円 

【5】家電線:付き物を取り売買可

【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】

【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】