8月1日 相場情報

御客様各位

【8月1日:今朝の状況】

※為替(ドル/円):1ドル=110円24銭【07:00現在】
※N.Y.ダウ:21891(+61)
※N.Y.金:1273.40(-1.90)
※N.Y.原油:50.17(+0.46)
※LME銅($/t) 現物
午前:6347.0(+64.0)
午後:6333.0
※NYC銅(¢/lb)
7月:288.80(+1.75)
※LME銅相場
堅調な7月の中国製造業PMIを好感しアジア、ロンドン時間に2年ぶりの高値を付けたあとは小幅な値動きに止まった。

※本日時点予想計算値:ロンドン午前:750円、ロンドン午後:740円、N.Y.:750円

【7月31日:昨日の状況】

※日本国内銅建値:740円(7月26日より+40円)
※上海先物取引所 8月50230(+410)
※週明け上海は上昇、中国内スクラップ(光亮銅)は先週末比プラス200人民元、雑線価格は理論上プラス2円ですが、先週末よりあまり動かせる状況になく、臨時メール流してません。

※さて、先週7月26日の中国発表より数日経ち、日本国内にも今後の中国向け輸出に関しての情報が伝わったことでしょう。
※今の状況を、なるべく客観的にお知らせしたいと思っています。
※不確定要素が多い上、噂、デマなどがあり、わかりづらいのですが、弊社が得ている状況と今後の予想を以下の通りに説明します。

1:中国政府発表  
・《7/26:大きな方針》が出されました。
・point1
2018年末を持って:金属スクラップ7類(=雑品・雑線など)を、中国が輸入禁止とする。注:7品目ではない。ジャンル番号7という意味。
・point2
6類(=込銅・真鍮・ミックスメタル)などは、2019年以降も中国が輸入を継続する。
   
2:今後予想される事態(短期)   
(国内)
・直近、今年8月、9月くらいは、今まで通り中国向け輸出は続きます。 弊社の在中国バイヤーは、差し当たり輸入取引を継続する意向。
但し、バイヤー各社は、状況が不安定なので、
 a無理して高い荷物を買うことはしない。
b事実、日本国内、品質が安定している荷物には
価格が付く一方、不安定な荷物は全く売れない(本当に売れない)
cいつ輸入購入を止めるかは不明。明日にでも購入を止めても不思議でない。   
(中国)
・中国政府が、輸入を段階的に制限することは間違いないです。
・今後1ヶ月くらいの間に、《大きな方針》に対して、《小さな方針》が出ると、予想されます。
・《小さな方針》とは、例えば、?港や地域を限定して輸入を継続する、?一部の企業にのみ輸入を継続する、?輸入の量を制限して輸入を継続する。 など、細かい方針・規制についてです。
つまり《小さな方針》が出るまでは、結局何も分からない。

3:今後予想される事態(長期)
スクラップ7類について、
A:一部の地域・一部の企業により、制限されながらも中国は輸入を継続する。
B:中国は完全に輸入を禁止、在中国中華系バイヤーが第三国(ベトナム・マレーシア・パキスタン?・インド?)などへ解体拠点を移し、日本からの購入を継続する(結果、日本からの輸出は、ほぼ今まで通り)。
C:A、Bが、完全に不可能と判断、日本国内での処理となる。
A、B、Cのどれかになるのですが、今の段階では、どの方法が最も有効か不明。

※以上つらつらと書きましたが、如何せん相手が中国です。
明日、全く違う事態になっても不思議でない。 皆さん、慎重な対応をお願いします。
★弊社も、価格については、都度確認しての購入としてます。

※雑線(コンテナ:関東地区:【7月31日現在】
【0】雑線(45%・赤保証):255円/kg
【1】雑線(44%・赤中心):242円/kg
【2】雑線(43%前後・雑中心):231円/kg
【3】雑線(40-43%雑中心 不安定):225円/kg
【4】雑線 (36%前後雑中心 B線):177円/kg
【5】雑線(家電線・弱電):152円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。】
以上