5月11日 相場情報


御客様各位

【5月11日:今朝の状況】

※為替(ドル/円):1ドル=109.30銭【06:50現在】
※N.Y.ダウ:17928(+222)
※N.Y.金:1264.80(-1.80)
※N.Y.原油:44.66(+1.22)
※LME銅($/t) 現物
午前:4710.0(-29.5)
午後:4706.5
※NYC銅(¢/lb)
5月:209.40(-1.40)
※LME銅相場
欧米の株価は軒並み上昇したが、銅はファンダメンルズの弱さを背景に上値重く推移した。

※本日時点予想計算値:ロンドン午前:560円、ロンドン午後:560円、N.Y.:550円

【5月10日:昨日の状況】

※日本国内銅建値:560円(5月6日より-50円)
※上海先物取引所 銅5月:35790(-240)
※上海先物銅は下落、中国内スクラップ(光亮)銅は:前日比マイナス200人民元、為替が円安で雑線価格は変わらず。
※名古屋ヤードの件で、連日、仕入先を回る日々です。何か悪いことをした訳ではありませんが、撤退・縮小という説明は中々骨が折れるものです。
※そんな中、よく聞かれるのが「中国経済が良くないから、中国向け貿易をする弊社がヤードを閉めるのか?」という質問。
※確かに中国経済は以前に比べれば悪く、弊社は中国向け輸出がメインなのですが、答えは「NO!」です。
※例えば中国の経済成長率が10%のとき1万トン被覆線クズを買っていたが、成長率が5%になった現在、被覆クズを5千トンしか買わない場合、その質問は正しい。
※ですが、中国向け被覆線輸出、中国にいる買い手は今でも“価格さえ合えば”何千トンでも何万トンでも荷物を買ってくれます。
※1需要がなくなった訳ではありません。
※また、2中国自体の競争力が落ち、被覆線クズが日本国内で処理されたり、第三国に流れている訳でもない。
※では何故弊社が縮小を余儀なくされるか?それは一重に、日本国内のA発生量が少なく、B競争が激しい為、利益が少ないからです。
※つまり日本経済が悪く、金属クズの発生が少ないのに、日本国内は良い時期に(日本人も中国人も)同業者が増え過ぎて競争が厳しい。
※利益が以前ほど出ない為、それに合った体制に変えざるを得ないことが理由で、実は中国経済の情勢は、ほぼ全く関係ない。
※言ってしまえば、日本国内事情で儲からないのであります。目から鱗ではありませんか?

※雑線(関東地区:【5月10日現在】
【0】雑線(45%・赤保証):196円/kg
【1】雑線(44%・赤中心):185円/kg
【2】雑線(43%前後・雑中心):177円/kg
【3】雑線(40-43%雑中心 不安定):171円/kg
【4】雑線 (36%前後雑中心 B線):133円/kg
【5】雑線(家電線・弱電):113円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。】
以上