3月17日 相場情報

※御客様各位

【3月17日:今朝の状況】
※為替(ドル/円):1ドル=112円73銭【6:30現在】

※N.Y.ダウ:17325(+74)
※N.Y.金:1229.80(-1.20)
※N.Y.原油:38.46(+2.12)
※LME銅($/t) 現物
午前:4945.0(+25.0)
午後:4957.5
※NYC銅(¢/lb)
3月:223.15(+0.05)
※LME銅相場
市場が注目した米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明でハト派に傾いたことでドル売りが加速し、銅を押し上げた。
※本日時点予想計算値:ロンドン午前:600円、ロンドン午後:600円、N.Y.:600円

【3月16日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:610円(3月14日より+10円)
※上海先物取引所 銅3月:37230(+40)
※上海先物 銅は上昇、銅スクラップ相場は前日比マイナス100人民元、雑線価格はマイナス0〜1円(臨時メール)。
※引き続き比較的忙しい状況が続いています。
※日本時間17日朝は、米国FOMCの決定を受け、円高ドル安が進んでいる為、国内建値の下げを予想しています。更に売り込みが増えるか?
※さて読者方から質問を受けました(お便りコーナーかっ!?)。
『A社は1週間前、雑線を190円でコンテナ2本=50トン分、B社に売る契約をした。現在相場が上がり、A社は他のC社に200円で雑線を売れるから、B社に違約金を払って契約をキャンセルしていいものか?』との質問。
※答え
→『ダメです。』
※これは契約の一方的な破棄で、汚い言葉では‘しょ〓べん’と言います。昔は中国人が得意でした(中国の方、ごめんなさい。過去の話です)
※ここまでは当たり前過ぎで、言うまでもありません。仮にB社が契約破棄を了解し、A社が違約金=ペナルティを払えば、まぁ有りは有りかな〜という処。
両者が良ければそれでいい。
※ちなみにA社は違約金として、B社が市場で替わりに雑線を調達する際に発生する費用分は、最低支払うべきでしょう。
※具体的には、B社はA社にキャンセルされた替わりに、雑線コンテナ2本分を第三者から仕入れる必要があります。現在相場200円で、第三者から買わねばならない場合、差額10円×50トン=50万円は、A社がB社に支払わねばなりません。
※A社は現在相場で高く売れる分、違約金を払う為、理論上プラスマイナス0円になります。A社は現在相場以上=例えば205円で高く売れない限り、契約破棄をする意味がありません(もしくはB社がよほど良い会社で、違約金を請求しないか、10円未満の違約金で我慢してくれる場合)。
≪つづく≫

※雑線(関東地区:【3月16日現在】
【0】雑線(45%・赤保証):213円/kg
【1】雑線(44%・赤中心):201円/kg
【2】雑線(43%前後・雑中心):192円/kg
【3】雑線(40-43%雑中心 不安定):187円/kg
【4】雑線 (36%前後雑中心 B線):146円/kg
【5】雑線(家電線・弱電):124円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用。】
【注意3:大口=約10トン単位の価格を基準としています。】
【注意4:コンテナ単位の場合、買手の有無に因り大幅に価格が変わる為、別途ご相談下さい。】
以上