11月6日 相場情報

御客様各位

【11月6日:今朝の状況】
※為替(ドル円):1ドル=114円70銭【6:30現在】
※N.Y.ダウ:17484(+100)
※N.Y.金:1145.70(-22.00)
※N.Y.原油:78.68(+1.49)
※LME銅($/t)現物 午前:6646.0(-59.5) 午後:6697.0
※NYC銅(¢/b) 11月 302.25(-1.10)
※LME銅相場
弱いユーロ圏製造業・非製造業PMIや米中間選挙の結果を好感したドル高進行が銅相場を圧迫した。
※本日時点予想計算値、ロンドン午前:810円、午後:810円、N.Y.:810円

【11月5日:昨日の状況】
※日本国内銅建値:820円(11月4日より+50円)
※上海先物取引所 銅11月47760(-580)
※上海先物、銅は、アジア時間5日朝からすでに下落、夕方に向けてその下げ幅を拡大。計算上でも銅建値は820円を維持できてません。
※中国内のスクラップ(光亮銅)は前日比マイナス300人民元。一方で、為替は更に円安。相場と為替を考慮、雑線価格はマイナス2円(臨時メール)。
※日本国内もそうですが、中国側も慎重な会社は様子見ムード。
※特に、夕方になると為替の予約が出来ない為、=中国側も日本円を買えず為替レートが確定出来ない為、限界までの価格を出せない雰囲気でした。
※さて、久々に雑品の話。※先に、結論を言うと全く良くないです(少なくてもコンテナ扱いの輸出に比べ良くない)。
※①まず金属の価格。中国は元々アルミ、ステンレスが日本に比べ安い、そして何より鉄が安いです。その上税金と運賃が引かれます。 
※中国内の鉄の価格が仮に日本円で25円だとすると、中国輸入の際の税金と中国までの運賃に食われ、日本の港価格(FOB)にしたらタダになります。今の相場だと、昔とは異なり0円でも鉄を入れてほしくない。 中国(台州)側からは何しろ鉄分を少なくしてほしいとの指示があります。
※②次に、a日本の家電リサイクル法抵触する問題、b日本各港で起きた火災の問題から、日本側の通関がかなり神経質になっています。 これは、ここ数か月の”日本側の問題”。
結果、集荷業者は通関上・安全上問題のありそうな品物を買わなくなってます。
※③更に、発生薄から、国内の集荷競争が限界まで来ており、価格が高くなってます。 モーター、トランスなど、どう算出しても日本国内で取引している価格は中国に行けば赤字です。 
※①〜③の理由から、ここ数か月、中国側がそれほど荷物を欲しがっていない状況。 国内では普通に流通しているように見えますが、決まった中国客先が、決まった日本の業者から買っているに過ぎず、新規に量を拡大しようという意欲は低いと言っていいでしょう。
※特に、関係が薄い新規の会社からの荷物は、品質的なトラブルを生むから為、避けられるようです。
※雑線(コンテナ:関東地区:【11月5日現在】
①雑線(44〜45%・赤中心):304円/kg
②雑線(43%前後・雑中心):289円/kg
③雑線(40-43%雑中心 不安定):277円kg
④雑線 (38%前後雑中心 B線):224円/kg
⑤雑線(家電線・弱電):188円/kg
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:歩留まりの呼称については、中国側の歩留まりを採用】
【注意3:価格は全てコンテナ単位の数量を基準にしています】                  以上