《たたき上げ社長・前編》
【2月3日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=155円55銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:49,407.66(+515.19)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:12987.0(-382.5)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:5.8015(-0.0955)
④金:4622.5(-91.4)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤ 62.14(-3.07)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2070円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2040円
※ニューヨーク為替引値(円)
155.56-155.57(0.8円安-0.78円安)
【2月2日:昨日の状況】
※国内銅建値2110円(2月2日より-70円)
《たたき上げ社長・前編》
(つづき)
※シンガポール経由マレーシア、ジョホール・バルに入り、そこから車で2時間移動、
目的地の金属スクラップ業者に到着しました。この会社社長、今でこそマレーシアで
会社を経営しておりますが、生まれも育ちも中国四川省生まれ生粋の中国人です。
聞くとその生い立ちが壮絶。
※1995年、中国内陸の四川省から15才で、沿岸地域である広東省に出稼ぎに出てきた。
まさに民工(★注)。現在47−48才か。
※当時の広東省南海市(広州市の近く)は、中古家電の輸入集積地でした。
※95年以前は海外の家電や金属スクラップは、海を隔てた反対岸:台湾の高尾市や
台南市に集積されていましたが、台湾が輸入を禁止して以降、台湾のスクラップ業者
がこぞって広東省に移転してきた。
※中国の中古家電輸入は、中国の家電メーカーを保護する目的で、間も無く輸入禁止
されますが、その後2018年まで約20年、雑品・雑線の輸入は継続されます。
※社長が広東省で仕事をしていたのは正にこの時代です。小生は同じような境遇の方
を他にも知っているので想像がつくのですが、90年代末、同社長が出稼ぎとして広東
省南海市で働いていたとしたら、現場で1日12時間(かそれ以上)モーター解体をして
いたはずです。95年~98年くらいまでだと、おそらく月給300人民元(当時のレートで
4,000円)くらい、あとはとにかく完全出来高制。
※社長は1995年に広東省へ身一つで来てから、約20年のうちに叩き上げで(モーター数
ラップを叩いていたので、これが本当の“叩き上げ“)、一介のヤード持ち社長に登り
詰めたわけで、正にチャイニーズ・ドリームの体現者なのです。
※が、凄いのはここから。
※中国が金属スクラップ7類(雑品・雑線)を輸入禁止したのが2018年末、その1年半前
2016年7月にその通達が中国政府から出されると、今まで20年以上仕事をし、築き上げた
広東省の金属スクラップ解体ヤードを、さっさと全部精算して(工場を売って)、翌年
2017年には、単身マレーシアに乗り込んで行ったそうです。
※そこで、小生は社長に聞きました。
それまでマレーシアに行ったことは?
→社長 「没有(ない)」
マレーシアに知り合いや、紹介者は?
→社長 「没有(ない)」
※て、おいっ! そんな状態で行きます?普通。外国に・・・。
※2017年、社長がマレーシアに乗り込んだとき(15歳のときとは違って)、20年以上広東
省で事業してきた資金=財産はあったでしょうが、わざわざ、一から、コネのないマレー
シアで、スクラップ業を立ち上げて行くことになります。さて、社長、その後どうなった
でしょ〜か???
(後編へ続く)
(★注)民工(Ming Gongみんこん)
【photoひとこと やたら広いヤード】
以上