《値決め方法》
【2月25日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=155円86銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:49,174.50(+370.44)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:13011.0(+179)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:5.923(+0.15)
④金:5155.8(-48.9)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤65.63(-0.68)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:2080円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:2090円
※ニューヨーク為替引値(円)
155.88-155.9(1.26円安-1.24円安)
【2月24日:昨日の状況】
※国内銅建値2070円(2月20日より+50円)
《値決め方法》
銅スクラップの発生は長期にわたって低調で品薄と指摘される一方、中国向けを中心
に輸出は高水準だ。前月下旬に発表された財務省貿易統計によると、10月の輸出は
中国のみで4万トンを超えた。銅価高騰によって市場のスポット取引需要が増加して
おり、そのニーズを満たしている上、売り手に選択肢がある値決め方法も活発な
荷動きを後押ししているとみられる。(以下省略:記事写真添付)
〈2025/12/25 鉄鋼新聞〉
※弊社も中国向けに銅スクラップ(ナゲット銅)を輸出しておりますが、確かに日本
の需要家特に銅精錬所とは値決め方法が少し異なります。また、様々なオプションが
あり売り手(seller)にとって有利な点もあります。
※必ずしもどこの精錬所も同じではないでしょうが、①月平均を使った値決め方法と、
②スポット単価を使った値決め方法とを比較してみます。②の方法は中国の需要家
(or商社)がよく使用する値決め方法です。
①〈納入月平均をベースに値決め〉
納入する側(seller)からすると、納入してもいつまでも価格が決まらないので、
どうしても採算を取りにくい(特に月初に納入した場合)。月初の価格で採算を
はじき、目一杯の価格で仕入れてしまうと、月の後半価格が下がった場合、月の平均
価格が下がり採算を割る可能性がある。その分月初は余裕をみた安い仕入れをせざる
を得ない。
②〈船積後一定期間内のある1日をベースに値決め〉
ある一点を持って値決めをするので、いわゆるスポットでの価格が即座に決定する。
買い手(buyer)によっては売り手(seller)にオプションを与えていて、今日2月25日
に荷物を積んだ船が出航したらその後「1週間以内」とか「2週間以内」とか、ある
一点の価格を売り手(seller)が採用できる。売り手(seller)が決めれるので、LME
が上がった瞬間や、円安が進んだ瞬間に値決めできる。
※誤解のないように補足しますと、ある一点の“いつ”を決めれるオプションは、
必ずしも売り手(seller)に有利とは限りません。 船積した後、上げ下げの確率は
50%なので、五分五分です。但し、値決めにAllowanceが生まれる値決め方法②の方が、
1ヶ月間価格が決められない値決め方法①に比べてたら売り手(seller)にとってやり
やすいとは思います。
※尚、日本の需要家でも中国の需要家でも、やろうと思えば、②の方法を採用する
ことは出来ます。これは単にa誰が、bどのタイミングで相場をヘッジをするか?だけ
の“手間の問題”なので、中国の需要家(or商社)が特殊な技術や能力があるという
ことではありません。買い手(buyer)である需要家(or商社)がどれくらい、売り手
(seller)のために、サービスするか?だけの違いです。裏を返すと売り手(seller)
に気を使ってまで荷物を欲しいかどうか?が値決め方法に表れていると言えます。
おまけ:同じく味の美味しいレストランなら、サービスの良い店を選びますよね。

以上