2月11日 相場情報

 

お客様各位

【2月11日:‪今朝の状况】

※為替(ドル/円):1ドル=131円39銭【‪‪07:00現在】
※N.Y.ダウ:33869.27(+169.39)

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:8905.0(-48.5)
 ②午後売:8874.5

※ COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:4.0275(-0.078)
 ④金:1862.8(-3.4)

※WTI原油先物($/bbl)
 ⑤原油:79.72(+1.66)

※本日時点予想計算値:国内銅建値(/kg)
 ①ロンドン午前:1220円
 ②ロンドン午後:1210円
 ③N.Y.:1220円

※ニューヨーク為替引値(円)
 131.43-131.44(0.13円高-0.15円高)

【2月10日:昨日の状況】

※国内銅建値1220円(2月3日より-40円)

《中国企業》

※1月後半の春節休暇が明け、2月に入り中国経済は本格
稼働してきました。銅系メーカーは、例年春節休暇前、
長期休暇を控え、荷物の買い気が落ち込みます。
※LMEなど国際相場と比較し買値水準が落ちるわけです。
※ここにきてその買値水準が、春節前に比べ少し上がっ
てきたと考えています。

※それでは中国の銅系メーカーは、全部が全部、2月に
入ったらバンバン荷物を買うのでしょうか?
答えは否。
その会社によります。
※弊社中国客先のあるメーカーは(注:あくまでその一
社“だけ”の話です。中国企業全般に当たる話ではありま
せん)、ここ半年以上に渡り荷物の買い気が低迷してい
ます。春節と関係ない。
※その理屈を完全には理解できないのですが、恐らく
国・省・市など自治体との関係によると思われます。

※中国のメーカー(企業)は、金属メーカーに限らず一
般的に、大きければ大きいほど自治体との関係が強いで
す。
※むしろ自治体の援助がないと本業が上手く行かない社
会だと言えます。
日本とは全く異なる社会。
※それは税金などの優遇を受けている為で、自治体との
関係が順調な間は、企業に物凄い利益を生みます(つま
り税金が大きく免除されます)。

※メーカーと自治体が蜜月関係にあるうちは、その利益
は、お・そ・ら・く、贈収賄として自治体関係者つまり
公務員に還元されます。
※ところが一度その関係が、何かをきっかけに崩れると、
一気にその企業の業績に影響を及ぼします。 税金優遇
がなければ、実業でそれほど利益が出ない構造なのでし
ょう。

※上述弊社中国客先は、一昨年まではその蜜月関係があ
ったためか、荷物=銅系スクラップの買い気が強かった。
ところが、何かのきっかけでそれが崩れ、現在は買い気
が停滞していると予想しています。 
当の会社から説明を聞くが、よく理解出来ないので、あ
くまで予想。

※中国全土、金融、不動産、自動車・家電など製造、化
学・素材、電気・ガスなどエネルギー、食品や、サービ
ス、飲食業など、ありとあらゆる種種で、同じようなこ
とが起きているのだと想像すると恐ろしい。

※雑線(ヤード持込):【2月11日現在】

【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):420円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):365円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン単位の価格を基準としています】

以上