12月9日 相場情報

《西方見聞録⑥〜3カ国目〜》

【12月9日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=155円95銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:47,739.32(-215.67)

※銅LMEセツルメント($/t) 
 ①午前売:11695(+50)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:5.3645(-0.0175)
 ④金:4187.2(-25.7)

※WTI 原油先物($/bbl) 
 ⑤58.88(-1.2)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1880円 
 ②ロンドン午後:ー 
 ③N.Y.:1900円

※ニューヨーク為替引値(円)
155.94-155.95(0.6円安-0.6円安)

【12月8日:昨日の状況】
※国内銅建値1840円(12月4日より+40円)

《西方見聞録⑥〜3カ国目〜》

※3カ国目、さて、どこの国でしょうか?
首都:マドリード
面積:50.6万㎢(日本:37.7万㎢)
人口:約4800万(日本:1億2,300万)

※サクラダ・ファミリア・アルハンブラ宮殿・闘牛・フラメンコ・
パエリアといえばスペインです。
サッカーファンにはレアル・マドリードとバルセロナでしょうか?
今回の訪問先は、首都マドリード(人口330万人)ではなく、第二
の都市バルセロナ(人口160万)にありました。

※訪問した会社、もともとバルセロナ郊外の一般的なスクラップ屋
でした。
創業地であるヤードを訪れると、建屋から荷物の置き方から、日本の、
大きめ“屑屋“そっくり。
ところが、(何代目だか?)幸運にもたまたますれ違えたその若社長、
この5年のうちに、国や地方の補助金を得て大型シュレッターや選別
ラインを導入し、事業の拡大を図っています。
※見学したシュレッター・選別工場は、スタッフ130人(24h稼働)で、
毎月約9,000トンを扱う。グループ全体では14工場:24,000トンを扱う。

※仕入先は全ヨーロッパに及び、サッシ系・鋳物系・アルミ缶系、
及びステンメインのミックスメタルを、同社は大量に集めています。
それを随時破砕、選別している。
※日本のそれと大きく変わることはなく、選別方法は、重液・渦電・
風力・比重・X線全て大規模な設備があります。(シュレッターの
馬力だけ聞くことを忘れました)

※母材であるミックスメタルの流通については、EU内に事実上国境が
ないので、同社は正に、EUを代表してEU全域の金属スクラップ処理を
しているかのよう。
EU域内で人が移動しても、パスポートコントロールが全くないのと
同じで、スペインーEU国間にはなんの制限も無い。
(イギリスの会社は逆にEU国ではない為、スクラップを国から出す
のも・国に入れるのも、バーゼル条約の制限を受けることになります。)

※理想はスペイン国内で全て選別を終え、需要家(メーカー)がその
まま炉に投入できる状態にまで仕上げることでしょうが、小生が見た
限り、選別途中段階(乃至、全く選別してない)荷物を輸出している
ようでした(未確認)。

(つづく)

以上