《西方見聞録④〜2カ国目〜》
【12月4日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=155円18銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:47,882.90(+408.44)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:11437.0(+152)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:5.308(+0.147)
④金:4199.3(+12.7)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤58.95(+0.31)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1830円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:1870円
※ニューヨーク為替引値(円)
155.24-155.27(0.61円高-0.62円高)
【12月3日:昨日の状況】
※国内銅建値1800円(12月1日より+60円)
《西方見聞録④〜2カ国目〜》
※2カ国目、さて、どこの国でしょうか?
首都:アムステルダム
面積:4.18万㎢(ほぼ九州と同じ。
日本:37.7万㎢)
人口:約1700万(日本:1億2,300万)
※風車・チューリップ・チーズ(生産量世界一)・自転車・ミッフィーと言えば、
※その国はNetherland:オランダです。
ちなみに“オランダ“という言い方は、国の中心地域ホラント州を表すことばで、
正式な国名はNetherland(ネザーランド・ネーデルランド)
※人口が1,700万であるのにGDP 1兆ドル(世界18位)、一人当たりのGDPが
世界第7位と非常に高い国。報道の自由・経済の自由ともにレベルが高く、
クオリティー・オブ・ライフも最上位国の一つ。つまり幸福度指数が高い。
※オランダで訪れたのは、焼却場のASH(灰)を処理し金属を選別・回収する
会社2社です。
※共にオーナー会社(非上場)で、イギリスで訪問した会社同様ファミリー企業。
※同業、基本的には荷物を排出する会社から、お金を貰う「逆有償」のビジネス
です。
※事業の肝となるのは、①如何に捨てられている細かい金属を残らず回収できる
かと、②ゴミ処理費用を抑えられるか。
※イギリスに続き、landfill cost(埋め立て費用)を聞いたところ、
200€=36,000円/mtでした。やはり先進国価格。
※2社目に訪問した会社に関しては、灰から金属を取り出すプラントをモジュール
式(取り替え可能)にし、プラント自体を分解しコンテナで輸送、海外の様々な
国でも事業を展開している。
※日本も含めアジアでもリクエストがあれば、是非、トライしたいと言っていま
した。(ご興味ある方は日本でチャレンジしてみては?!)
※尚、訪問した2社とも母材を処理後、純度を高めた金属分(主にアルミ)を海外
に輸出する必要があります。これはイギリスで訪問した会社と同じ状況で、要する
に自国では回収したアルミを使いきれない。
※欧州でも比較的国土が広く人口の多いイギリス・オランダでさえ、自国でリサイ
クル金属を使いきれず越境の必要があるのですから、欧州、他の小国は言わずも
がな。
※EOW(end of waste)という考え方(欧州で来年から採用される規格?)がある
そうで、“end of waste”ですから、廃棄された金属であってもそれは「ゴミ卒業」、
もはや「ゴミではなく原料=製品である」という考え方。
※このEOW規格に当てはまると、リサイクル金属をどこにでも輸出できる。中国
が金属スクラップを輸入する際の考え方と似ているなあと感じました。
おまけ:
オランダは他の欧州国と違い、麻薬(合成麻薬は不可)の使用・売買春が合法です。
首都アムステルダムにはRed line district (日本で言う“赤線“)という地域があり、
そこは“ちょんの間“が何百と並ぶという大買春街です。ストリップショー劇場や
SEXグッズショップも沢山ありますが、普通のパーも立ち並ぶ歓楽街なので、女性
も含めた観光客が溢れ、ごった返しています。
(つづく)
以上