《西方見聞録③〜Brexit ブリクジット〜》
【12月3日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=155円84銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:47,474.46(+185.13)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:11285.0(-14)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:5.161(-0.058)
④金:4186.6(-52.7)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤58.64(-0.68)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1810円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:1820円
※ニューヨーク為替引値(円)
155.85-155.89(0.43円安-0.42円安)
【12月2日:昨日の状況】
※国内銅建値1800円(12月1日より+60円)
《西方見聞録③〜Brexit ブリクジット〜》
※イギリスのEU脱退:ブリクジットが国民投票で議決されたのが2016年、
実際にその運用が始まったのは2020年からで、それ以降イギリス経済は
悪くなっているそうです。
※イギリスの人口が6,700万人、それに対してヨーロッパ市場は(欧州
連合:27カ国)は、2025年1月1日時点で4億人超。イギリスはすぐ隣に
ある大きなマーケットで商売を出来るのにも関わらず、わざわざ自分の
手足を縛って勝負している状況。
※Brexit前、イギリス国民は、EUから離脱してもイギリスはEUと交渉が
できて、有利な立場を確立できると思っていたが、ふたを開けてみると、
それは上手くいかなかった。しかもEUに留まっている時には、EUの
ルールを一緒に作れたが今はできない。
※今となってはBrexitが失敗であり、今の経済状況が良くないと、国民
の誰もが思っているが、今更どうしようもない、誰のせいにもできない。
そうしたネガティブな雰囲気が国中に蔓延しているそうです。
※陽の沈まない国(植民地が次々に夜明けを迎える為国土のどこかで日
が出ている)として、世界を征服したイギリス。歴史的に「名誉ある
孤立(偉大であるからどこの国とも同盟を結ばない)」という古い考え
方が、結果として邪魔をしたか?
※さて、欧州においてロンドンはかつて金融・情報の中心で、国際
メジャー企業はみな“支店”をロンドンに置いていました(日系大手
企業も同様)が、今は、①ドイツ(デュッセルドルフ)か、
②オランダ(アムステルダムorロッテルダム:ヨーロッパ最大港)に
置いています。完全なロンドン離れ=イギリス離れ。
(おまけ)
イギリスだけでなく、ヨーロッパ諸国の国民性を見ていると本当に
面白いです。例えばオランダ人は社会自体がフラットな為かルールを
きちんと守ります。飛行機が着陸後、駐機場に着いても誰一人席から
立ち上がらず、一人一人順番に前から飛行機を下りていきます(C国の
連中に教えてやりたい)。スペイン人はとにかくお喋りで、土産屋の
レジも、ホテルのチェックインも、余計なことばかり喋り続けて仕事
が進まない。空港では、そのせいで荷物検査が遅れ、乗るべき飛行機
に乗り遅れそうになりました。
(つづく)
以上