12月26日 相場情報

お客様各位

【12月26日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=142円16銭【08:32現在】

※N.Y.ダウ:休場

※銅LMEセツルメント($/t)
 ①午前売:休場
 ②午後売:休場

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:休場
 ④金:休場

※WTI原油先物($/bbl)
 ⑤原油 : 休場

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:休場
 ②ロンドン午後:休場
 ③N.Y. : 休場

※ニューヨーク為替引値(円)
休場

【12月25日:昨日の状況】

※国内銅建値1280円 (12月20日より+30円)

《今年の十大ニュース 前編》

※先週、業界新聞の記者が弊社を訪れ、今年を包括する
話をされて帰られました。
その包括を小生なりにちょっと皮肉を含め、非鉄金属ス
クラップ業界「今年の十大ニュース(十大提言?中年の
主張?)」として作ってみました。
10位から順にランキング形式で進めます。全二回。

第10位「技術進歩の“なさ具合”」
生成AIのような画期的な技術が毎年世の中に生まれてく
る一方、鉄・非鉄金属スクラップ業界は、切る、圧縮す
る、仕分けるというという古典的な技術に頼り、技術イ
ノベーションがほぼない。
良く言えば技術は完成されていて安定している(新たな
ことをしたいなら、人の繋がりとアイデアしかない)。

第9位「後継者不足」
業界を支えて頂いている鉄・非鉄問屋様方々。 一番の
問題は後継者がいるか?or いても上手く引き継げるか?
であり、まず最初にすべき現社長の仕事=一丁目一番地
は後継者問題です。
にも関わらず、何もやっていない、乃至、やり始めるタ
イミングが遅すぎるtoo lateな社長が多い。 
70歳代の社長がいることは摩訶不思議、60歳代の社長
すら法律で禁止した方がいいというのが自論です。
”他にやることがないから社長をしている”は、社長を
やる理由にはならない(社長1人きりの会社ならOKです
がね)。

第8位「M&A」
今年の十大ニュース、唯一の明るいニュース。
M&Aに実際に取り組んでいる若手社長が何人も出てき
ました。敬意を表し応援したい。
具体的な買収後、様々な問題(特に人の問題)に直面し
ているとも見受けれます、、、
が、そんなことに負けてはいけない! な〜〜んにも新
しいことをしていない、金属スクラップ業界の殆どの社
長様方々よりよっぽどマシです。
がんばれ!君は正しい!

第7位「脱炭素化に向かわないメーカー」
金属を溶解することは、二酸化炭素を大量に放出する作
業なので、金属メーカーにとって脱炭素という概念は本
当に高いハードルです。
それに対し少しでも何とかせねばと思うメーカーと、全
く何もしないメーカーで取り組み方が異なります。
こうした世の中の大変化=ゲームチェンジの時代には、
大企業のサラリーマン社長はドラスティックな対処がで
きないように見えます。歯痒い。

第6位「為替円安影響のウソ、パレスチナ・ウクライナ
紛争影響のウソ」
為替が円安ドル高に進んだ今年、マスコミは円安大変
だ!日本が売られてる!の大合唱であります。
小生は一貫して申し上げてますが、円高・円安には、そ
れぞれメリットデメリットがあるので、円安=悪いもの
と言う説明は間違い。 

円安で“ドル建て商品“の“円貨換算売り上げ“が増えるの
は製品の仕事をしていれば、の話です。
我々非鉄金属原料を扱う業界では、LMEがドルベースな
ので円安で国内相場が上がった場合、「売値も上がるが、
仕入れ値も上がる」ので殆ど影響はありません。
円安で大変! 金属スクラップ業界にはウソ。

また今年はパレスチナで戦争が始まり、ロシアのウクラ
イナ侵略も収束が見えませんが、我々の仕事への影響は
極めて限定的です。
“有事の◯◯“のように、かつて紛争は世界の金属相場に
大きな影響を与えましたが、現在の世の中では一地域の
紛争は、金属相場に影響があっても小さいと言わざるを
得ない。
パレスチナ紛争(ハマスのテロ)の煽りで、倒産した金
属くず問屋は、日本にいないはず。 

(つづく)

【お知らせ】
12月29日(金)〜2024年1月8日(月/祭日)まで、相場
情報をお休み致します。
再開は来年1月9日を予定しております。

※雑線(ヤード持込):【12月25日現在】
【1】ワイヤーハーネス:450円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):430円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):360円前後
【4】雑線B :260-290円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】 
   
以上