《JX社発表・国内銅建値》
【12月24日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=156円14銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:48,442.41(+79.73)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:12070.0(+130)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:5.476(+0.0385)
④金:4482.8(+38.2)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤58.38(+0.37)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1940円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:1940円
※ニューヨーク為替引値(円)
156.21-156.24(0.84円高-0.84円高)
【12月23日:昨日の状況】
※国内銅建値1920円(12月23日より+40円)
《JX社発表・国内銅建値》
※昨日12/23、今年何回目?かの史上最高値を更新し、1,920円/kgとなった国内銅建値。
そもそもJX金属という一企業が(勝手に)、あくまで指標として、定期的に発表して
いる数字です。
※国内銅建値は、日本国内の銅取引や電線などの製品価格に基準値として広く影響を
与えています。コラム読者の皆様も、銅系スクラップの取引基準としている方は多く
いらっしゃるでしょう。
※どのように計算しているかと言えば、JX社が公式に明らかにしているわけではない
ので、あくまで想像となりますが以下のようになります。
①LME(ロンドン金属取引所)のCOPPER X ②為替レート+③premium
※③は、ロンドンの倉庫にある電気銅を日本に持ってきて、JX社が需要家に販売する
までのコスト諸々ですが、そこにはJX社が国内の需要家向けに電気銅を売る際の
「割増金」も含まれています。割増金は、毎年年末に、来年の年間契約交渉をする際、
市況(特に原料である銅精鉱=つまり鉱石の購入条件)を考慮して上げたり、下げたり
します。
※今年の交渉では、はっきり言えば「銅精錬事業があまりにも儲からん!」から、昨年、
一昨年と、88ドルであった割増金を今年は(来年2026年分は)、330ドルに値上げする!
と言っている。(実際に需要家とどこで妥結するかはまだ不明)
※さて金属スクラップ業に携わる方々からすると、
①LME X ②為替+③premiumを銅計算すべきか?に関わってきます。
おそらく現在、皆様は、
①LME X ②為替 +③premium の、③premiumを40円/kg程度で計算して銅建値を割り出し
ていると思いますが、この③premiumが来年大幅に上がることは間違い無さそうです。
仮に330ドルの割増金が実際に交渉で妥結されれば、③premiumを80円〜85円にすべき
となります。
おまけ:
12/24今日現在の国内銅建値は1,920円です。
Question !
では今年2025年の年初、1月6日の銅建値はいくらだったでしょうか?
覚えている人は、相当偉い。
以上
【photoひとこと 『正解は?』】