《インドの山奥で〜♩(注)》
【12月23日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=156円89銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:48,362.68(+227.79)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:11940.0(+95)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:5.4375(-0.002)
④金:4444.6(+83.2)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤58.01(+1.35)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1930円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:1930円
※ニューヨーク為替引値(円)
157.01-157.02(0.74円高-0.76円高)
【12月22日:昨日の状況】
※国内銅建値1880円(12月19日より+20円)
《インドの山奥で〜♩(注)》
※今月初めインドの非鉄金属スクラップ業者が来日、訪問を受けました。
※どんな会社かと言えばシュレッター工場由来のミックスメタル(Zorba・
Zuric)を選別・仕分けする作業を、とにかく人海戦術で行う、なんとも人
件費の安い国らしい事業戦略を取っている会社です。
※毎月200トン程度、ミックスメタルをヨーロッパなどから輸入して、ひた
すら選別作業をし、選別が終わったアルミ・ステンをインド国内の需要家
(溶解)へ販売している。
(インドのマーケット全体を把握していないので正しくは分かりませんが、
おそらく現地としてはさほど大きくない企業。創業も5年前とまだ新しい。)
※ミックスメタルの選別・仕分けに限らず、一般的なインドの非鉄スクラッ
プ関連企業は積極的で、年に1回くらいは、弊社へ新規のアクセス=飛び込
み営業があります。
※ただ残念なことに、日本からインドの距離が遠いいことから、輸送コスト
が高く、同様に日本から金属スクラップを買いたい国々(タイ・マレーシア)
に比べ、価格競争力がないというのが大抵のオチで、具体的に商売の契約
至ることは極めて稀。
※インドへの非鉄金属スクラップ輸出現状をまとめてしまえばプラスとマイ
ナス、合わせて3点。
①大国で需要が大きい(+)
②人口が多く人件費も安い(+)
③日本からの運賃コストが高い(ー)
※当たり前ではありますが、非鉄金属スクラップは国際相場で動いている為、
欧米も中国もインドも、現地の価格自体は世界中どこでも大して変わらない。
その為ミックスメタルの選別をしようとすれば、あとは人件費の安さとそこ
までの運賃だけがポイント。
インドは人件費では○で、運賃はX。
※では、なぜ価格競争力のないインドの非鉄金属スクラップ業者が日本に荷
物を買いに来るのか?
※それは現在日本から、一部のミックスメタルがインド向けに輸出されている
からで、その理由は極めて単純で「インドの輸入通関が甘い」から。
※インドと競合するタイ・マレーシアでは輸入通関が出来ない、①不純物の多
いもの、もしくは②油や鉛・木屑や泥など付着があるものが、おそらくインド
では輸入通関“出来てしまう”、が故に、一部のミックスメタルがインドに流
れているというのが、小生の見解です。
※もちろんバーゼル条約という国際基準があり、上述①②のものは国境を越え
ての移動が、世界中どこの国でも禁止されています。
※ところが(欧州事情のときにも触れましたが)バーゼル条約の、実際の運用
=実際の税関業務は、各国に任されている為、どこまでが輸入OKで、どこから
がNGかは、国により異なります。
※現状、日本→インドへミックスメタルの流れがあるとすれば、「輸入通関の
甘さ」が理由であると想像できます。
(注)「インドの山奥で〜♩」と言われたら
「修行をして〜🎵」です。これが分かるのはOVER55
【Photoひとこと:ムンバイに行ったときに見たテレビ番組。
ヨガの先生(らしき人)】

以上