《最終仕入れ原価法》
【11月19日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=155円52銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:46,091.74(-498.50)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:10649.0(-150)
②午後売:ー
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:4.9625(-0.0375)
④金:4061.3(-7)
※WTI 原油先物($/bbl)
⑤60.74(+0.83)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1710円
②ロンドン午後:ー
③N.Y.:1750円
※ニューヨーク為替引値(円)
155.5-155.53(0.26円安-0.25円安)
【11月18日:昨日の状況】
※国内銅建値1720円(11月18日より-10円)
《最終仕入原価法》
※(脱税の話ばかりでなく)今日は相場の話。
※昨日、銅建値は10円/kg下がったとはいえ、やはり「高い」ですよね。LMEセツルメントは11,000$/mt
辺りをうろうろし、為替も1ドル=150円台後半ですから(円の対ユーロも最安値を更新、円安という
よりドル高?)、そりゃ国内銅建値は1,700円を超えてきます。
※足元1,720円/kgの国内銅建値、10月の後半から昨日までの間に、3回、過去最高値である1,730円/kg
を付けています。
※忘れてしまうものですが、1年前どうだったかと言えば、昨年11月末の銅建値は1,410円/kgでした。
今日現在が1,720円/kgですから、1年間で約18%上がったことになります。
※11月末に決算を迎える会社が、仮に1年前の期末に銅在庫350トンを持っていてその評価が5億円で
あったとします。1年間商売をして今月末、全く同じように350トンの在庫があった場合、棚卸在庫の
評価は約18%上がっている計算なので、5億9,000万円になっている。今月末の決算ではそれが反映され
ます。(決算を迎える営業最終日:この場合11月30日に仕入れた銅スクラップの価格を基準に350トン
全ての在庫=期末棚卸資産をその単価に合わせて、評価することを最終仕入原価法と言います。
会計用語。)
※1年間の商売で、売ったり買ったり経費を払ったりがトントン(粗利△販売管理費=営業利益0で
あった場合)でも、在庫の評価は9,000万円上がっているので、その会社の今年の純利益は9,000万と
なります。
※本業=会社の実力である営業利益が0円ですから、その会社の社長は経営者としては評価出来ません。
が、1年間で9,000万円の利益が出てしまいます。これは経営者の手腕と呼べるのでしょうか?
以上
11月19日 相場情報