11月17日 相場情報

《CMRA》

【11月17日:今朝の状況】

※為替(ドル/円)ドル=154円58銭【08:30現在】

※N.Y.ダウ:47,147.48(-309.74)

【11月15日:先週末の状況】

※銅LMEセツルメント($/t) 
 ①午前売:10851.0(-91)
 ②午後売:ー

※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
 ③銅:5.0495(-0.038)
 ④金:4087.6(-99.3)

※WTI 原油先物($/bbl) 
 ⑤60.09(+1.4)

※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
 ①ロンドン午前:1730円 
 ②ロンドン午後:ー 
 ③N.Y.:1770円

※ニューヨーク為替引値(円)
154.54-154.55(0.01円高-0.03円高)

【11月16日:昨日の状況】
※国内銅建値1730円(11月11日より+30円)

《CMRA》

※(先週予告済み)11月7日〜9日に中国四川省の省都:成都で行われました、
年一回の非鉄金属フォーラム:CMRAに出席してきた弊社スタッフの報告を
掲載します。順不同、箇条書きとしています。

※全体の様子として例年通り、機械装置メーカー・重機メーカーの展示
ブースが大きく場所を占めている。メーカー・ディーラー(商社)としての
参加は、今年、欧米企業が比較的少なく、逆にインド・中東系企業が
目立っていた。日系企業としては、大手問屋が複数社参加されていたのに
合わせ、日本で事業を展開する中華系企業も多く参加されていた。韓国系は
少なかった。(当然のことながら、非鉄金属製造が活発な地域、発生が活発
な地域からの参加が増える。経済状況の縮図とも言える。)

※規模は例年通りであった。(会場がとにかくデカい)

※2018年末を機に、中国が7類(雑線・雑品)の輸入を禁止して以降、雑線・
雑品の受け入れ先となっていたマレーシア・タイであったが、ここ1、2年輸
入通関が共に厳しくなっている。その影響か?北米・南米由来の雑線・雑品
を日本に受け入れできないか?というオファーを幾つか受けた。 

※所謂トランプ関税の影響で、アメリカ→中国という世界の金属スクラップ
大動脈の流れが悪くなり、それを如何に迂回するか?ということも話題の
中心であった。結局のところ、非鉄金属スクラップの発生は、欧米や日本、
台湾、韓国など、先進国で多く発生し、それが世界の工場:中国に原料
として集まるという構図。中国輸入基準に合致しないもの(=つまり不純物
が多いもの)は、中国に入れる前に、どこぞの国かで解体・選別をするしか
ない。

※弊社客先とのミーティングでは「他社との差別化を図るため、新たな
アイテムを手掛けられないか?という話題が上った。」このことは、以下2点
を象徴している。
①銅で言えばピカ・一号・二号・ナゲット、真鍮で言えばhoney、アルミで
言えばサッシなど、一般的な商品を大量に扱っても全く利益が出ない。
(ブローカーや商社など、仲介だけの会社が生きていけない) 
②金属分が低品位のもの、ゴミなど不純物が多いもの、を通関上のリスクを
負っても取引しないと利益が出ない。

以上